実は老ける原因になってしまう?朝イチで飲まないほうが良いNG飲み物3つ|管理栄養士が解説
健康のためにと朝起きてすぐに飲んでいる飲み物が、実は体の負担や老化につながる可能性があります。本記事では、朝イチで飲むのを控えるべき飲み物を3つ紹介します。
朝イチNGドリンク①コーヒー
コーヒーにはクロロゲン酸などのポリフェノールが含まれ、健康効果が報告されています。しかしコーヒーにはカフェインが多く含まれています。このカフェインは空腹時に飲むと通常以上に消化器官に負担をかけ、場合によっては吐き気や嘔吐を引き起こす場合もあります。消化器官も加齢の影響を受け、老化が進んでいます。よって胃腸をいたわるためにも朝イチの空腹状態でのコーヒーの摂取は避け、先に食べ物を口にするようにしましょう。
朝イチNGドリンク②エナジードリンク・栄養ドリンク
前述のとおりカフェインは消化器官の負担となりますが、エナジードリンクや栄養ドリンクにもカフェインが多く添加されています。エナジードリンクはやる気UPを期待して飲まれる方が多いですが、カフェインのみならず糖質も多く含まれています。朝イチは空腹状態であることから、エナジードリンクの摂取は血糖値の急激な上昇につながります。高血糖状態は脂肪を溜め込みやすくなるだけでなく「糖化」という現象につながり、老化を加速するだけでなく美容にも影響を及ぼします。
朝イチNGドリンク③フルーツジュース
朝に果物を摂るとよいと聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。果物は食物繊維やビタミンが手軽に摂れる重要な食べ物です。しかしジュースの状態は糖質が多く含まれ、ゴクゴク飲んでしまうことから、空腹時はとくに急激に血糖値が上がりやすい飲み物です。また、市販のジュースは製造過程において食物繊維やビタミンが減少しています。果物による健康効果を期待する場合、果物そのものを朝食に取り入れるとよいでしょう。
朝イチにおすすめの飲み物とは?
これまで朝イチ、つまり起床後にNGの飲み物を紹介してきました。一方でおすすめの飲み物は、白湯やノンカフェインのお茶です。温かい飲み物は消化器官の活動を促進し、血流をよくします。日頃の健康ケアには白湯や麦茶、ハーブティーなどを活用するとよいでしょう。
まとめ
本記事では、朝イチでの摂取によって健康や老化リスクが高まる飲み物を紹介しました。起床後の水分補給は健康ケアに欠かせないといわれています。ぜひ朝イチの飲み物はノンカフェインや糖質を含まないものをチョイスし、胃腸をいたわるように心がけましょう。
〈参考文献〉
AUTHOR
栗城智子
大学卒業後、食品メーカーにて商品開発や品質保証の業務に従事し、管理栄養士を取得。特定保健指導やドラッグストア勤務において、人々の食事や健康、サプリメントに関する悩みに寄り添う。上記資格のほかフードスペシャリスト、離乳食・妊産婦食アドバイザー、日本化粧品検定1級、アロマテラピーアドバイザーなどの資格を保有。食と健康について学びを続けている。現在は子育てをしながら管理栄養士ライターとして執筆や商品監修に携わる。
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