59歳エル・マクファーソン「持って生まれた体で勝負できるのは40代まで」50代から変えた習慣とは
3月29日に60歳を迎えるオーストラリア出身の元祖スーパーモデルのエル・マクファーソンは、1980年代にはその理想的な体型から"ザ・ボディ"というニックネームで呼ばれていた。そんな完璧ボディを誇る彼女だが、40代で飲酒をやめ、50歳を機に健康のためにデイリールーティンをガラリと変えるなど、年齢とともに段階的に努力を重ねてきたという。
先日、エル・マクファーソン(59歳)は、ポッドキャスト番組「Amanda Wakeley: StyleDNA」に出演し、ライフステージごとの心身の変化、そして人生の課題について告白した。
「持って生まれた体で勝負できるのは40代まで」
エル・マクファーソン曰く、「持って生まれた身体で勝負できるのは40代まで」だという。「いろんなトレーニングやダイエットを試してきたけれど、(59歳の)30代や40代の頃にやっていたことの多くは、もう今の自分には効かない。以前は3時間しか眠らず、コーヒーを軽食がわりにするような生活を送っていても自分は健康だと思っていた。周りの人からすれば、自分はまだ外見をキープしていると思われていたかもしれないけれど、あまり調子は良くなかった。実際、意気消沈していた。活力がなかったし、自分らしくないし、なんというか…何かが壊れてしまっているような感じだった」と語った。彼女は2003年以降、禁酒を20年間継続している。
50代、やりたいことをするために体と活力レベルアップ!
そして、「50歳の節目には壁にぶち当たったと感じ、これ以上は遺伝に頼ることはできないと思った」という。「私がそれまで実践していたこと、わかっていると思っていたこと、そのすべてがうまくいかなくなってきた。遺伝だけに頼ってはいけないと実感した」と語った。そこでエル・マクファーソンは、健康のため、自分自身をもっと労わるため、ウェルビーイングを向上させるため、それまでとは全く異なる新たなウェルネスルーティンをスタートさせ、10年間努力を重ねて来た。
特に睡眠には人一倍こだわりを持っている。「毎日笑顔で眠りにつく。幸せな心で眠くようにしている。アイマスクをつけて、服を着ずに、素肌で眠るの」と語った。彼女はカフェインの摂取量は控えめを心がけ、寝る直前には食事を摂らないように意識をしている。「コーヒーを断ち、朝早く5時には朝食を摂るようにしている」と語っている。また、「就寝前にはホットチョコレートでリラックスしている」と言い、毎晩8時間の睡眠時間を確保している。そして毎日起床後は、まず“感謝のリスト”を作成し、水分補給し、体を動かす。こららのルーティンを10年間続けてきた。
また、現在は女優としても成功を収めているエル・マクファーソンは、ファッション誌「レッド」に対し、「50歳になる頃には、やりたいことをするために、自分の体と活力レベルを引き上げるケアをすることが重要だと気づくわ」と語っている。
また、自らが考える美しさの定義についても意見を述べた。「内面の健康が外見に反映される。表面的な美しさは限界があると思う。本当に必要なのは、自分自身の内面を養うこと。」50代、60代と歳を重ねても年齢を感じさせないほどに美しく輝くエルだが、やはりその裏にはライフステージの変化に合わせた継続的な努力があった。
出典:
Model Elle Macpherson’s Bedtime Routine Involves Sleeping With ‘No Clothes’ and a ‘Happy Heart’
Elle Macpherson sleeps with 'an eye mask and no clothes': 'I go to bed with a happy heart'
AUTHOR
山口華恵
翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。
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