【多忙な40代のための肩こり対策】肩の痛みや重さを緩和する毎日1分でできる「胸椎伸展ストレッチ」
四十肩や五十肩という言葉があるように、40代以降になると肩の痛みを訴える人が増えてきます。肩の痛みは、肩そのものに問題があることもありますが、実はそれ以外の場所に問題があるケースも散見されています。原因を知って肩の痛みを予防しましょう!
肩を痛めやすいのは「胸椎の硬さ」にあり
肩を痛める原因はさまざまありますが、その中の一つに胸椎が硬いということが考えられます。胸椎が硬くなると肩にストレスがかかってしまうのです。
本来は腕を持ち上げる(肩関節が屈曲する)時に、胸椎は反りながら動きます。しかし胸椎が硬くなり反る動きができないと、肩で無理に動かすことになります。そうすると肩の組織を圧迫したり挟み込んでしまい痛みに繋がってしまうのです。
胸椎を柔らかくするためには
普段からデスクワークやスマホの使用など前かがみになっている時間が多い人は、胸椎が硬くなったり動かしづらくなっているため、反らす動きができなくなっている場合があります。
また胸椎を反らそうとするあまり、お腹の力が抜けて胸ではなく腰を反ってしまっているケースもよく見られます。腰の動きを固定して胸椎を動かす練習を行っていきましょう。
1分でできる胸椎伸展ストレッチ
股関節を深く曲げて腰の動きを固定し、胸椎が動かしやすい環境をつくるストレッチを行います。
⒈正座になり、上半身を前に倒して床に両ひじをつけましょう。
⒉ひじで床を押しながら、頭を上げて胸を反らします。
⒊ひじをまっすぐ伸ばし、手でマットを押しながら胸を引き上げましょう。この時、お尻の骨(尾骨)をかかとに近づけると、腰が反れずに行うことができます。
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AUTHOR
服部恵実
大学卒業後、理学療法士として大学病院に勤務。集中治療室や救命救急病棟を始めとする33診療科でのリハビリテーションを担当。 社会復帰のために早期からリハビリテーションを行うことの必要性や予防医療の重要性を痛感し、心臓リハビリテーションクリニックにて生活習慣病の再発予防を運動、食事、環境など多方面から介入。現在は病気や怪我になる前に、健康を維持する必要性を伝えたいという思いで、ピラティスインストラクターや講師、Webライターとして活動するとともに、医療従事者・インストラクター向けオンラインサロンhinomeを運営している。
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