【ほうれん草】しなびてしまった…古くなったほうれん草を美味しく復活させるには?管理栄養士が解説
栄養素豊富で使い勝手のいいほうれん草。ただ、葉物野菜はしなびやすく日持ちしないイメージが強いですよね。今回はしなびたほうれん草を復活させる方法やおすすめの保存方法をご紹介します。
ほうれん草の約92%が水分
ほうれん草のほとんどが水分でできており、保存中に段々と蒸発していきます。そのため数日冷蔵庫に入れていると、いつの間にかしなびて元気がない状態に。これから紹介する簡単な方法で、しなびてしまったほうれん草をみずみずしい状態に戻すことができます。
古くなったほうれん草を復活させよう
用意するものは50℃くらいのお湯を入れたボウル。ほうれん草は水を吸い上げやすいように根の部分を切っておきます。
しなびたほうれん草を1~2分お湯につけ、ざるで水気を切った後キッチンペーパーで水気をふき取ります。水ではなくお湯を使うことで、ヒートショックという現象が起き、より水分を吸収しやすくなります。
※50℃のお湯は、沸騰したお湯と同量の水を混ぜて用意してください。
お湯につけることで食感がよくなる上、ほうれん草特有のアクやえぐみが抑えられる効果も期待できます。ほうれん草に水分が戻れば、普段の料理にそのまま使用頂けます。この方法は、ほうれん草だけでなく他の葉物野菜にも同様に使えるので試してみてくださいね。
おすすめの保存方法
古くなったほうれん草を復活させることもできますが、長期保存する場合には冷凍保存がおすすめです。
まずほうれん草の根本を落とし、土や汚れをよく洗い流します。1Lのお湯に対し小さじ1の塩を入れた鍋で、かために茹でた後冷水にとります。水気を絞り食べやすい大きさに切り、ラップに包んで保存袋に入れ冷凍します。
茹でてから冷凍することでアク抜きの手間が省け、そのまま料理に使うことができます。冷凍保存期間の目安は約1か月です。冬に出回るほうれん草は春に出回るものよりもビタミン群が豊富で甘みも強いので、冷凍してストックしておくと良いですね。
【参考文献】
ニチレイ:ほほえみごはん
アストモスリテイリング株式会社:料理アイデア
高橋書店:あたらしい栄養学
ライター/まつおかあいこ
管理栄養士として保育園、病院での大量調理や栄養士業務を経験。調理経験の中で身に着けた知識をもとに、身近な食材についての記事の執筆を行っている。
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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