「アイスクリームを食べたらアレルギー反応が」なぜ?エリスリトールの表示問題とアレルギーへの影響
エリスリトールを含むアイスクリームの表示が省略されるケースがあり、これがアレルギー反応を引き起こす可能性を秘めています。
「エリスリトールを含む食品を食べるとアレルギー反応が発生するので、日頃から注意していたが、いつも食べていたアイスクリームを久しぶりに食べたらアレルギー反応が出た。そのため、製造元に確認したところエリスリトールを最近になって使い始めたとの回答をもらった。いつも気をつけていたのに商品に表示はなかった。これは特に問題ないのでしょうか?」
これは国民生活センターに消費者から寄せられた質問です。
エリスリトール表示の省略と健康リスク
アイスクリームなどの食品にエリスリトールという甘味料が含まれる場合があります。
エリスリトールは糖アルコールの一種で、砂糖の約75%の甘さを持ちながら低カロリーです。そのため、ゼロカロリーやノンカロリーとして食品や化粧品、医薬部外品に広く使用されていることが多くなってきました。
加熱時の褐変が少ないため加工食品に広く用いられますが、添加物ではなく食品のため表示が省略されることがあります。これは消費者がアレルギー情報を見落とすリスクを高め、健康被害を招く可能性があります。
食品表示基準、消費者の権利と注意点
食品表示法では、特定原材料に対する表示義務がありますが、エリスリトールのような成分は食品という扱いになるため表示省略が許されることがあり、消費者が十分な情報を得られない可能性があります。
エリスリトールなどの甘味料を含む製品でアレルギー反応が発生した場合は、直ちに使用を中止し、医師に相談することが推奨されています。
上記のようなアレルギー反応が発生する恐れもあるため、特定原材料やそれに準ずる成分の表示に関する規則があり、特定の状況下で表示義務が免除されることもあるが、可能な限り表示する努力が求められています。
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ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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