〈更年期〉仕事に家事に子育てに介護に…「全部やらなきゃ」時間に追われて焦っている人へ伝えたいこと
更年期の方に向けたサービス「よりそる」を運営する高本玲代さんが綴るコラム連載。高本さんご自身もまさに更年期世代。わかりやすい不調だけではない更年期の影響について、体験を交えてお話しいただきます。
更年期で体調が悪いことも重なり、時間に追われた感覚でストレスを抱えている方は多くおられます。体調が悪いからこそ冷静に考えることができなくなる、ということもあるでしょう。そんな時におススメの方法をお伝えします。
たいていの焦りは自分の頭の中で膨らんでいる
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、というのが今の状態です。でも「本当にそれやらなきゃいけないの?」「今日しなきゃいけないの?」など、そういったことを整理していく事がおススメです。
物事を重要性と緊急性の2軸で考えてください。
①今日やるべきことを書き出す
②その各項目を次の4つにわける
●重要で緊急性が高いもの(重:高 緊:高と書く)
●緊急性は高いけど重要ではないもの(重:低 緊:高と書く)
●重要だけど緊急性が低い物 (重:高 緊:低と書く)
●重要でもなく緊急性が低い物(重:低 緊:低と書く)
③やるかやらないかを決める
重:高 緊:高 →今日する
重:低 緊:高 →誰かにお願いする
重:高 緊:低 →この先のいつやるかを決める
重:低 緊:低 →そもそもやらない
こういった基準で今日やらなきゃ、と思うものを決めていくと、実は今日絶対やらなきゃいけないことが少ないことに気づきます。食事を作ることだって、もしかしたら誰かにお願いする(出前、総菜など)という選択肢を思いつけば、そのように対応できると思います。しかし、体調が悪いと頭の中で全てを考えようとしてしまうのと、こういったことが思い浮かばないのでついつい焦ってしまって余計メンタルが落ちてしまいます。
更年期で体調が悪い時こそ、心を軽くする方法を駆使していってください。
AUTHOR
高本玲代
フェムテック起業家・社会活動家。自身のウツや更年期の経験から更年期女性のケアプロ グラム「よりそる」を立ち上げる。東京都をはじめとする自治体やポーラをはじめとする 企業向けに研修を実施。NHKをはじめメディア掲載50社以上。「がんばらない更年期」 についてYoutube「更年期アカデミー よりそる」で発信中。
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