〈更年期〉1500件以上の相談を受けてわかった!年末年始の疲れが抜けない時にしてはいけないこと
更年期の方に向けたサービス「よりそる」を運営する高本玲代さんが綴るコラム連載。高本さんご自身もまさに更年期世代。わかりやすい不調だけではない更年期の影響について、体験を交えてお話しいただきます。
「年末年始明けの疲れがなかなか抜けない」「そこから体調を崩してしまった」というご相談はこの時期多く受けます。このあとどのように立て直していくのか、更年期の女性の相談にここまで1500件以上のっていた筆者がお話しします。
変化に弱くなる更年期
更年期になって実感するのは「変化への対応が難しくなる」ことです。一人の時間が普段持てる人でも、年末年始は常に誰かが周りにいる、といったことも少なくありません。
またなかなか料理や掃除など、家事について手を抜きづらいという時期でもあります。
疲れやすい、体力が落ちている更年期のこの時期、無理してがんばってお正月にダウンしてしまう、という話もちらほら聞きます。
そこから通常体制に戻った時に、なかなか元気に動けなくなってしまうことはよくありますし、かつての自分もそうでした。
今から1週間で回復できるよう「周りを頼って」「生活リズムを整える」
しんどいのに「無理して家事をする」「仕事をがんばる」といったことによって体調がなかなか戻らず、そこからメンタルがだだ下がり、ということもよくあります。
辛い時はちゃんと家族に頼り、休み明けの仕事の少しセーブしてみましょう。
本当ならそうなる手前でブレーキを踏めればいいのですが、もう体調不良になってしまったのであれば、そこからどうリカバリーするかに集中しましょう。
そして、ペースダウンする中でも眠る時間と起きる時間、食事の時間などはある程度リズムを守っていってください。
同じサイクルで過ごせるようになると、回復も早くなります。昼寝のしすぎ、などすると自律神経も乱れがちになるので、長時間の昼寝もしないように、できるだけ普段の生活リズムを保ってください。
今は60点で十分と思えることも大事になります。
AUTHOR
高本玲代
フェムテック起業家・社会活動家。自身のウツや更年期の経験から更年期女性のケアプロ グラム「よりそる」を立ち上げる。東京都をはじめとする自治体やポーラをはじめとする 企業向けに研修を実施。NHKをはじめメディア掲載50社以上。「がんばらない更年期」 についてYoutube「更年期アカデミー よりそる」で発信中。
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