コスパ最強【缶詰】ちゃんと選べてる?よく使う缶詰の栄養素とおすすめ調理法を管理栄養士が解説
手軽に使え、コスパもよい缶詰。食事のちょい足しやおつまみなど、時短料理を可能にする缶詰。同じ缶詰ばかりでは、栄養の偏りも生じます。栄養価の違いを知り、賢く缶詰選びを!よく使われるサバ缶、シーチキン缶、あさり缶を栄養効果別に比較します。
缶詰は長持ち?
缶詰は、加熱殺菌処理や密閉効果のため腐敗しにくく、長期保存ができるように作られました。水産物や果物、野菜など種類が様々ですが、未開封で3年程度保存がききます。
サバ缶が豊富な栄養素は?
オメガ3脂肪酸
ターンオーバー促進や、コレステロール低下などのオメガ3が多いサバ缶は、お酒のおつまみなどに食べる方も多く人気です。大きな骨丸ごと食べられ、鯖カレーにするのもおススメです。
ビタミンD
骨粗鬆症の予防や、日本人の8割が不足していると言われるビタミンです。日光に当たるだけでも体内で作られますが、日焼け止めなどを使用していると生成量がぐんと減ります。不足すると、骨がもろくなるだけでなく、筋肉量の低下や肌荒れ、花粉症などのアレルギーである現代病の原因になりかねません。
みんな大好きシーチキン缶の栄養は?
ビタミンE
アンチエイジングに良いとされるビタミンEは、シーチキンの缶詰に多く含まれます。シーチキンは、サンドイッチに使用したり、サラダに使用したりと出番の多く老若男女問わず、好まれる缶詰です。
ナイアシン
ビタミンb3とも言われるほど必要な栄養素。心の安定やお肌のくすみ、肩こり、片頭痛なども改善するようです。不足すると、腸内環境や脂質などの代謝低下、イライラや肌荒れなどが起こります。
和洋中に仕えて万能あさり缶の栄養は?
鉄分
血行促進しくすみ予防に効果的です。最近では、10代や20代の若い世代だけでなく、40代や50代の女性も貧血気味だと言われています。あさり缶の使用で砂なし簡単クラムチャウダーやあさりご飯も美味しいですね。
ビタミンB12
お肌の保湿効果を高めたり、シミやくすみの改善、赤ら顔の軽減などにも効果が報告されています。メラトニンの分泌を調整するため質の良い睡眠には欠かせません。睡眠の質が悪いと体の様々な場所で不調が生じます。生活習慣病である動脈硬化も発症することもあり不足に気を付けたいです。
缶詰は、コスパが良く使いやすく時短にもなり、食卓でも非常に優秀なイテムです。お弁当に活用するご家庭も多く、栄養価の偏りが生じないように効果で選んで使用してみてはいかがでしょうか。
【参考文献】
Hankyu FOODおいしい読み
mocobe
食品成分データベース
ライター/美容栄養士 Keiko
管理栄養士×美容食インストラクター/ワンストーリーアワードジャパン2023講師 15年以上の栄養士・管理栄養士歴を経て、美容食で女性の美容と健康を守る!ただ食べるだけでなく、摂る栄養素や組み合わせをとことん“美”にこだわりインナーケアする美容食で、体の中の細胞を目覚めさせ、整え、キレイにしていきます。『輝き自信あふれる明日を美容食で!』をモットーに、明日からできる美容食の知識をお伝えしたいです。Instagram:@beauty.diet_keiko
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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