長期保存できるから油断しがち…賞味期限を過ぎた缶詰は食べないほうがいい?【缶詰のギモン】

 長期保存できるから油断しがち…賞味期限を過ぎた缶詰は食べないほうがいい?【缶詰のギモン】
PHOTO AC

缶詰は、長期保存ができるからと安心していると、うっかり賞味期限が切れてしまうことも。賞味期限切れの缶詰は、食べても大丈夫かどうか心配になりますね。そこで今回は、缶詰の賞味期限について、缶詰の調査研究団体である「日本缶詰びん詰レトルト食品協会」に教えていただきました。賞味期限が切れた缶詰を食べることができるのか、心配な方はぜひチェックしてみてください。

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缶詰の賞味期限

長期保存に便利な缶詰。小腹がすいた時のためのストックや、おかずにもう1品ササッと追加したいとき、災害時の備えなど、いざという時にあると便利で、買いためている家庭も多いのではないでしょうか。

一般的に、缶詰に記載されている賞味期限は商品によって異なりますが、おおむね3年程度です。賞味期限はふたに記載されていますので、購入時にはしっかりと確認しましょう。

缶詰
賞味期限は蓋に記載されている。写真/photoAC

賞味期限切れですぐに腐るわけではない

賞味期限とは、メーカーが保証する「美味しく食べられる期限」です。日付を過ぎてしまったからといって、すぐに腐って食べられなくなるわけではありません。そもそも、缶詰はその製造過程で加熱殺菌をしており、腐敗の原因となる微生物を殺滅しているため、開封したり破損したりして微生物が侵入しない限り長く保管することができます。

ただし、賞味期限は「おいしさ」を保証する期限のことをいいます。たとえ中身が腐っていなくても、賞味期限を過ぎると美味しさは徐々に薄れる可能性があります。

未開封でも保存環境によっては品質が低下する

賞味期限が切れても、適切な環境下にある缶詰なら安全性や衛生面は保たれます。そのため、少しばかり賞味期限が切れても、美味しく安全に食べることが可能です。しかし、不適切な環境下にあった場合は注意が必要。高温多湿な場所など、缶詰の保管に適していない場所に置いておくと、品質低下を招きやすくなります。「缶詰だから賞味期限が切れても大丈夫」と過信せず、利用する場合はふたの膨張や錆びなどがないかよく確認してください。

取材協力:日本缶詰びん詰レトルト食品協会

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文/小林朋子

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ヨガジャーナルオンライン編集部

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ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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