【オリーブオイル】置く場所で健康効果や美味しさが半減?正しい保存方法を管理栄養士が解説
オリーブオイルはすっかり生活の中で定番の調味料となっていますね。 実はオリーブオイルにもワインと同じように、その年に絞った新しいオイルが手に入りやすくなるヌーボーがあります。 一般的に、秋から冬にかけてオリーブは新しく収穫されたオイルが出回ります。 爽やかな香りが特徴的なオリーブオイルは、保存方法を間違ってしまうと香りや品質の劣化の原因になります。オリーブの新鮮な香りを長く楽しむためにも、正しい保存方法を管理栄養士が解説します。
オリーブオイルは劣化するとどうなるの?
オリーブオイルの劣化とは主に酸化を指します。
酸化の要因はさまざまなものがあります。温度・直射日光・酸素に触れている時間、などによってオイルが変化を受けることで、酸化のスピードは早まります。
劣化したオイルからは、香りが少なく感じられ、オイルの鮮やかな色もくすみます。オリーブオイルは生食にも向いている調味料のため、劣化すると生食で楽しむこともできなくなってしまいます。
オリーブオイルの正しい保存方法は?
オリーブオイルはオレイン酸が含まれており、動脈硬化予防などの効果があると知られています。少しでも長くオリーブオイルの栄養効果や香を楽しむために、正しい保存方法で保管をしましょう。
冷暗所・温度差のない場所に保管
基本的にオイルは、直射日光や部屋の蛍光灯によって酸化が進んでしまうため、温度が一定な冷暗所に保存することがオススメします。オリーブオイルは色も美しく、つい窓際に置きたくなってしまいますが、栄養素やオイルの品質を考えると控えた方が良いと言えます。
保存容器
オリーブオイルの保存容器はさまざまなタイプのものがあります。ペットボトルの容器などは安価で手に入り安いですが、酸素を通してしまうためオイルの保存容器としては本来は不向きです。
オススメの容器は、暗めの色がついた遮光瓶です。とはいえ、遮光瓶に保存していても完全に酸化を防げません。できる限り、保存する場所に気を遣うことが大切です。
大量に購入しない
オリーブオイルは、開封直後から空気に触れることで酸化をし続けます。そのため、まとめ買いするより、少量ずつ新しいものを購入することで、新鮮な状態のオイルを取り入れられます。開封後のオリーブオイルの賞味期限は約2か月前後です。家族の人数や料理の頻度によって、購入する量を変えましょう。
まとめ
オリーブオイルは、調味料としても栄養価の高い健康オイルとしても魅力的な食品です。正しい保存方法や購入時の量を参考にして、無駄なく品質の高いオイルを日々の食生活に取り入れていきましょう。
AUTHOR
竹内寿美恵
保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。
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