【七味唐辛子】めったに使わないから劣化が心配…正しい保存方法とは?意外な注意点を管理栄養士が解説
うどんやそば、丼ものなどに、少しかけるとおいしさが増す七味唐辛子。辛いものがお好きな方は、毎日のように使う調味料ですよね。毎日使うからこそ食卓に常に置いている方もいるでしょう。逆に、滅多に使わないから使いきれず劣化が心配…という方もいるかもしれません。今回は、七味唐辛子の正しい保存方法についてお伝えします。
七味唐辛子を保存するときのポイントとは
七味唐辛子を保存するときは以下の3点に注意しましょう。意外な注意点がありますよ。
しっかり閉める
風味の劣化や虫の侵入を防ぐために、七味唐辛子の入れ物はしっかりとふたを密閉できるものにしましょう。七味唐辛子に虫がわくイメージがないかもしれませんが、意外にも虫は七味唐辛子を好みます。
閉め忘れたわずかな隙間や、自ら噛みちぎって隙間をつくり混入してくるのです。そのため袋タイプで、特に口が閉められないタイプの商品は密閉できる容器に移し替えるのがおすすめです。
光を避ける
直射日光をあてると、七味唐辛子の風味が悪くなってしまいます。直射日光をさけて、保存するようにしましょう。特にガラス瓶で販売されているタイプのものは、未開封であっても光をあびやすい状態です。開封前に劣化してしまうのを防ぐように注意しましょう。
冷蔵庫で保存
七味唐辛子は温度が高い方と劣化が早まるため、冷蔵保存がおすすめです。冷蔵庫で保存することにより風味も長持ちします。
すぐに使い切るから常温で保存したいという場合はコンロなどの火の近くを避けるようにしましょう。気温が高い夏場は特に注意が必要です。普段常温で保存している方も夏は冷蔵庫に入れた方が安心です。
冷凍保存も可能!
冷蔵保存をおすすめする七味唐辛子ですが、実は冷凍保存も可能です。「なかなか使いきれない」という方は、冷凍庫に保存して風味を長持ちさせましょう。
冷凍保存する場合は、小分けにして保存するのがポイントです。冷凍から常温へ何度も出し入れすることにより、結露し劣化の原因となってしまいます。小分けにして冷凍したら、使い切れる分だけ冷凍庫から出しましょう。
七味唐辛子はどのくらいの期間使える?
乾燥された状態で販売されていることもあり、七味唐辛子は賞味期限が長い印象があるかもしれません。しかし、賞味期限が数か月といった期限の短い商品もあります。また賞味期限が1年以上ある七味唐辛子でも、開封・未開封に関わらず保存状態によっては劣化してしまいます。
メーカーによっては「開封後は記載の賞味期限までに食べ切ること」を推奨していますが、できるだけ早めに使い切るのがベターです。「密閉」「遮光」「温度」に気をつけて保存し、早めに使いきれない方は小分けにして冷凍保存しておくのがおすすめです。
風味を損なわず安心して食べるために、保存場所や容器を見直してみませんか。
参照:エスビー食品株式会社|開封後使用期間目安
七味唐がらし本舗 おくむら|七味の保存方法は?
AUTHOR
なつめももこ
管理栄養士/Webライター/イラストレーター。管理栄養士として病院に7年間勤務。出産を機に「子どもとの時間を大切にしながら働くこと」を目標にフリーランスのWebライター&イラストレーターとして活動開始。現在は栄養に関する記事を執筆するほか、未経験からイラストレーターになる方法について発信している。
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