瞑想するときの手の形=ムドラーにはどんな意味があるの?【目的別】瞑想のムドラー3選
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瞑想をする際、両手を組んだり、親指とひとさし指で輪っかを作ったり、さまざまな指の形があることをご存知ですか? 特別な動きのない瞑想時にムドラー(手の形)を取り入れることは、自分の感情の変化やエネルギーの流れの変化に気づきやすくなり、より瞑想が楽しくなります。瞑想を深めるときにおすすめのムドラーを3つご紹介します。
ムドラーとは?
ムドラーとは、サンスクリット語で「印」を意味します。手を使うことが多いので日本語では「手印」と訳されることが多く、「印」「ジェスチャー」「象徴」といった意味を持ちます。
東西関わらず、昔から手には大きなエネルギーがあるとされてきました。仏教やキリスト教でも手印はよくよく用いられます。手の形を変えることでエネルギーを高め、精神的な何かをもたらすと考えられてきたからです。
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ムドラーには100種類以上ある
ムドラーは100以上といわれるほどたくさんの種類があり、ヨガクラスの中でも流派によってその捉え方や使い方はさまざまです。
ヨガの中でムドラーを用いる場合は、よりポーズ力を深めたり、怪我などで身体の一部が動かせない場合などの補助としても効果が期待できます。エネルギーや素質を引き出すためのセルフメンテナンスとして、今の自分に合う形でムドラーを取り入れてみましょう。
瞑想を深めるムドラー3選
安定感をもたらす「拳のムドラー」
土台をより安定させたいときにおすすめのムドラーです。どっしりとした安定感をもたらしてくれるので、上半身の力を抜きやすくなり胸郭を広げる効果もあります。親指を包み込むように優しく拳をつくることで、自分自身を守るようなイメージで内側に意識が向きやすくなると同時に、肩が下がりやすく、緊張感や無意識の力みからも開放されます。
瞑想時に取り入れることで不安が取り除かれ、心も身体も芯のある力強いエネルギーを生み出します。
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《作り方》親指を内側にしてゆるく握りこぶしをつくり、手首の力を抜く。手首はまっすぐ伸ばしたまま。
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呼吸が深まる「空間のムドラー」
「空」を意味するムドラーで、身体に伸びやスペースを与え、拡張するエネルギーを高めてくれます。身体の筋肉を伸ばしスペースがつくられるので、腹式呼吸がしやすくなります。自分と思考の隙間、または身体という物質を飛び越えて、自分と他者、自分と関わるものとの間にスペースをつくる効果もあります。瞑想時に取り入れることで自分の可能性をも広げていく、そんな効果が期待できます。
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《作り方》親指と中指の先端を同志をつけて軽く輪をつくる。それ以外の3本の指はまっすぐ伸ばす。
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考えを深めるのに効果的な「瞑想のムドラー」
両手を合わせ身体の真ん中に置くことで安心感や安定感をもたらします。瞑想時に取り入れることで、自分と世界について考え、宇宙との調和や一体感を味わいやすくなります。無になろうとする瞑想とは違い、深く考えることに意味を持つため、自分と繋がりたいときや仕事や学びの前に取り入れてみましょう。
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《作り方》左手のひらの上に右手の甲を乗せる。両手の親指を合わせ楕円形を作り、組んだ脚の上など楽なところにおろす。
![だるま](https://images.yogajournal.jp/article/178201/cTSQNi5c9uqwzISJyfOEFOsi3rgqboshOiB3FHWm.jpeg)
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