【はちみつ】賞味期限が切れても食べられる?はちみつが固まらない意外な保存法も解説

 【はちみつ】賞味期限が切れても食べられる?はちみつが固まらない意外な保存法も解説
by Photo AC
和田 梓
和田 梓
2023-09-21

華やかな風味と濃厚な甘さが魅力なはちみつ。パンケーキやヨーグルトに入れるとおいしいですよね。ただいざ使おうと思うと、賞味期限が切れていたという経験はありませんか?期限が切れたはちみつは食べても大丈夫なのでしょうか?

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そもそも食品が腐るとは?

そもそも食品はどのように傷んでいくのでしょうか。その原因となるのが細菌です。土の中、空気中、食べ物、私たちの身体など、様々な場所に細菌は存在しています。この細菌は温度、湿度、栄養があると急激に増殖し、食品を腐敗させてしまいます。しかし以下の条件に当てはまるものは腐敗が進みにくいと言われています。

・塩分や糖分が高いもの
・水分が少ないもの
・抗菌作用があるもの

賞味期限が切れたはちみつは食べられる?

はちみつは糖度が高く、水分が少なく、抗菌作用がある食品。まさに腐りにくい食品なのです。その他、塩分や糖分の高い塩や砂糖、水分の少ない米や乾燥昆布、乾燥パスタ、抗菌作用の強い酢、梅干しなども腐りにくいと言われています。
ではなぜはちみつに賞味期限が設定されているのでしょうか。それは日本の法律上、加工品には賞味期限もしくは消費期限を設定することを義務付けているから。また腐りにくいとはいえ、時間が経つにつれて風味が低下してしまう為、おいしく食べる期限として賞味期限を設定しています。つまり、はちみつの賞味期限が切れたからといって食べられなくなるわけではありません。

photo by Azusa Wada
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ただし、賞味期限をすぎると風味が損なわれたり、カラメル化によって色が濃くなったり、保存環境が悪いと傷んでしまうこともあります。はちみつ本来のおいしさを味わいたい時は、賞味期限内に食べ切るようにし、期限が切れたものは砂糖の代わりに料理に使うのがおすすめです。

固まったはちみつはどうすればいい?

久しぶりにはちみつを使おうとしたら固まっていた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?はちみつに含まれるブドウ糖は結晶化しやすく、15℃前後で固まりやすいと言われています。

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固まってしまった場合は、はちみつの蓋を開け、混ぜながら湯煎すると戻すことができます。ただし60℃以上になると成分が変性する可能性がある為、50℃くらいの温度で徐々に溶かすのがおすすめです。急いでいる場合は、使用する分のはちみつを小皿に分け、低いワット数で10〜20秒づつ様子を見ながらゆっくり加熱しましょう。加熱しすぎるとはちみつの風味が失われてしまうのでご注意を。

また冬場ははちみつが固まりやすく、毎回温め直すのも手間ですよね。そんな時におすすめなのが冷凍保存。はちみつは冷凍庫に入れても、糖度が高い為に完全に固まりません。固くなっているのでスプーンなどで取り出さないといけないですが、室温に戻すととろりとしたはちみつの食感に戻ります。ぜひ試してみてください。

<参考元>
一般社団法人 日本養蜂協会 ハチミツQ&A
ときつ養蜂園 はちみつが固まる原因と簡単な戻し方、裏ワザ

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AUTHOR

和田 梓

和田 梓

管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。



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