体重は増えていないのに下腹だけぽっこり…原因は歪み?【座ったまま簡単】下腹を凹ます骨盤調整エクサ
食事を気にしたりトレーニングをしてもなかなかヘコまない下腹。「体重も増えていないのに、なんでここだけ〜(涙)」とお悩みの方、いませんか? 今回はぽっこりお腹の原因と、すき間時間にできる簡単エクササイズを紹介します。
ぽっこりお腹になる原因は?
ぽっこりお腹になってしまう原因はいくつかあります。
一つ目は内臓脂肪が多く、お腹の中にある大切な臓器を守るために脂肪が蓄積されること。二つ目は運動不足によるもの。お腹周りは意識的に運動をしないと大きく動かす機会がないため、蓄積した脂肪が燃焼されずにたまりぽっこりお腹へとつながります。
三つ目は骨盤の歪みによるもの。「運動をしているのに下腹部だけが出ている」「ウエストはくびれているのにお腹だけ出る」という人は、これに当てはまるかもしれません。
骨盤底筋が衰えると骨盤全体が歪みやすくなる
内臓を支えている「骨盤底筋群」は、複数の筋肉が骨盤の底にハンモックのように張りめぐらされているものです。特に女性は、男性に比べると骨盤底筋の筋力低下が起こりやすいと言われます。
骨盤底筋が弱くなると、骨盤の中に収まっている膀胱や子宮、腸などの臓器を支えきれなくなります。その結果、臓器の位置が下がり、骨盤の形も崩れて下腹部が前に出てきます。これがぽっこりお腹の正体です。
下腹を引っ込める骨盤底筋群エクササイズ
ぽっこりお腹を解消するためには骨盤底筋を鍛えて、臓器を正しい位置に戻しましょう。紹介するのは座ったままできる簡単なエクササイズ。継続することで腹筋やお尻も引き締まってきますので、ぜひ続けてみてくださいね。
(1) 床に座り、両膝を曲げ足裏同士をくっつける。
(2) 両腕はお尻の後ろに置き、上半身を支える。
(3) お尻の内側に力を入れ、息を吸いながらお尻を床から持ち上げる。
(4) 息を吐きながらお尻を床に下ろす。 呼吸に合わせてこの上下運動を5〜8回ほど繰り返す。
※お尻を持ち上げる時は腰が反らないように注意しましょう。上げる高さはほんの少しでも大丈夫です。お尻の内側に力を入れるコツは「排尿を我慢するような力の入れ方」です。
以下の動画からも、エクササイズの詳細を確認できます。
AUTHOR
宇都宮明香
五感を潤すヨガ講師。大学時代に出会ったヨガを通じて「心と体の科学反応」の面白さにハマる。様々な分野の学びと実践を続けながら、目の前の方が日常にヨガを取り入れやすくするコツを提案している。現在は福岡を拠点にインストラクター育成講師として活動しながら、仲間と一緒にヨガスタジオ サントーシャを共同主宰中。 プライベートは釣り好きの歴女。愛する夫や娘、友人たちのお陰様で好きなものだらけの生活を満喫している。
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