「暖かくなってから運動を始める」のは実は損!太りにくい体を作る【春前ポカポカストレッチ】
寒い日が続いて、体を動かす習慣が減ってしまった人もいるかもしれません。寒いと気分がのらないし、多少体重が増えても厚着でごまかせるし…と体を動かさない理由が見つけやすい時期ですが、寒い時が太りにくい体づくりのチャンスであることは知っていますか?
冬は太りにくい?
冬に気温が下がると、体はその寒さに負けずに体温を一定に保とうと働きますが、この時に起こっているのが「熱の産生」です。熱を生み出すためにはエネルギーを必要とするので、これによって何もしなくても消費されるエネルギー(基礎代謝)が増えます。冬は太りやすい時期だと思われることがありますが、夏よりも太りにくく痩せやすい体づくりのチャンスとも言えるでしょう。体を動かすのはもう少し暖かくなってから…と先延ばしたくなるかもしれませんが、日常生活の中で運動をプラスして、さらにエネルギーを消費していくのが理想的ですね。
とはいっても、久しぶりの運動で激しく動いたり、ハードな筋トレをするのは敷居が高く感じられるかもしれません。筋肉をほぐして血行を良くし、体を温めるストレッチから始めてみましょう。体だけでなく、寒い時期に落ち込みやすい気分もすっきりとしてストレスの解消にもなります。
どこをストレッチすれば良い?
エネルギー消費で効果的なのが、体の大きな筋肉を動かして体から生み出される熱量を増やすことです。体の中で一番大きな筋肉である大腿四頭筋(前もも)と、上半身の中で一番大きな筋肉、肩を覆っている三角筋を同時にストレッチしましょう。
やり方
①四つ這いから右足を前に踏み出し、左のつま先を立てて上半身を起こす
→前ももに加えてそけい部(太ももの付け根)も伸び、リンパの流れが良くなり、むくみや冷えにも効果的
② 両腕を前に伸ばし、左腕を右側へ伸ばし、右腕で下からすくい上げるようにして左腕を胸に近づけて支え、三角筋をしっかりとストレッチする
→巻き肩の防止にも
③ そのまま、5回ほど呼吸を繰り返す
④ 終わったら腕を解放して一度四つ這いに戻り、左足を前に踏み出して反対側も同様に行う
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く