花のプロが教える、こころが整う「花と器選び」3つのポイント【連載#花でこころをととのえる】

 花のプロが教える、こころが整う「花と器選び」3つのポイント【連載#花でこころをととのえる】
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フラワーアーティストの宮平亜矢子です。花を飾ることで、部屋の雰囲気だけでなく見る人の心も穏やかになり心地よい空間に。さらに花器の使い方を知ることで花あしらいが楽しくなり、コーディネートの幅も広がります。今回は、花と器選びについてのお話です。

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花あしらいが楽しくなる!花器選び3つのポイント

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数本の花ならグラスや空き瓶、カップなどに飾っても可愛らしくまとまりますが、日常的に花を生活に取り入れたいと思ったら、素敵で使いやすい花器があった方が便利。はじめての器選びは花を飾ることに対するハードルを下げる器を選ぶことが大切です。ここでは花器選びの3つのポイントをお伝えします。

1. 一輪挿し

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一輪挿しは、花を1~2本飾るだけでおしゃれに決まります。口先がすぼんだ花器は花を生けたときに重心が安定してまとまりやすく、初心者でも簡単にアレンジすることが出来ます。

2. ガラスの花器

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ガラスは花本来の美しさを邪魔しない透明感が魅力です。最初に揃えるなら高さが20cm前後で口の直径が10cm程度の筒型などのシンプルな形がオススメ。水の濁りもしっかりと見えるので交換時期も一目瞭然です。

3. オブジェになる花器

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花がなくても飾れる器選びをしていると、おしゃれなインテリアとしても楽しむことが出来ます。いつでも花のある生活が継続できるように器も空間に馴染ませてスタンバイしておくと、花屋に行く機会もふえるかも。

花をより美しく見せる「花と器の2つのルール」とは?

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器が決まったら、好きな花を選びいけるだけです。花を飾る時にはちょっとしたルールを意識すると簡単におしゃれにライフスタイルに取り入れることが出来ます。

1. 花と器の黄金比率

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花と器のバランスを取るには、花器の高さと口から出ている花の高さが1:1になるように飾ると良いです。センス良く飾るのに慣れてきたら比率を2:1にするとさらに花の動きや華やかさを楽しめます。

2. 同類の花器に分ける

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水替えをしながら茎を切り戻していくと、次第に花の丈も短くなっていきます。その場合は、同じような素材の小さな器に挿し替えたり、花だけを使ってグラスや皿に浮かべて水中花にしたり最後まで花を愛でてみましょう。

まとめ

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花の楽しみ方に正解はありませんが、使いやすい器選びをして花いけを最後まで美しくあしらうコツを知る。ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。暮らしに花を添え、長くやさしく花と向き合うことで、こころ癒される時間を過ごせますように。

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宮平亜矢子

宮平亜矢子

フラワーアーティスト/株式会社AI TERRACE代表取締役。余白の美にひかれ、生け花の世界に入る。二十数年の経験をへて、独自のフラワーデザインを確立した。「オンリーワンの演出で、場の空気を変え、人の心を動かす」をコンセプトに、2011年株式会社Al TERRACEを設立。現在は、沖縄と東京を中心に、ホテルや企業などの空間装飾やフラワー&フォトブランディングイベントの企画・運営を手がける。花で心をととのえるイベント「FOURSEASONS 花と瞑想」を定期開催中(GLAMDAY STYLE HOTEL and RESORT OKINAWA YOMITAN)。



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