【更年期に痩せる人と太る人の違いって？】更年期太り対策！基礎代謝を上げて痩せる「かんたん体操」
40代、50代になったら体重が増えた、昔はかんたんに体重を減らせたのにぜんぜん減らない……。更年期に入ると女性はどうしても体重が増えやすくなります。しかし、体調の不安定になりがちなこの時期、無理なダイエットは禁物。そこで今回はこの「更年期太り」の原因と対処法、家でできるかんたんな体操をご紹介します。
更年期にはどうしても太りやすくなる
先日、このような質問をいただきました。
「以前はもっと細かったのに、40代後半になって体重がどんどん増えて、お腹まわりにたっぷり脂肪がついてしまいました。何か自分でできるダイエット方法はありますか？」（49歳・女性）
そもそも、なぜ更年期になると太ってくる人が増えるのでしょうか。その原因は、2つあります。
1つ目は、基礎代謝量の低下。
基礎代謝量とは、私たちの心臓を動かしたり呼吸をしたり、体温を保ったり、生きていくために最低限必要な1日のエネルギー量のことです。ごろんと寝転がって、じっとしている状態でも消費されているエネルギーの量です。この基礎代謝量は、年齢とともに低下していきます。
この基礎代謝量は、総エネルギー消費量のうち約6割をも占めています。そのため、“やせる”ためには基礎代謝量を上げることがポイントになります。
2つ目は、女性ホルモンの低下です。
40代以降の更年期には、どんな人でも女性ホルモンが低下します。女性ホルモンのうち「エストロゲン」の役割として、コレステロール量を調整する、中性脂肪が蓄積するのを防ぐというものがあります。更年期以降、その機能が低下してくると、どうしても脂肪が増えてきてしまうのです。
AUTHOR
永田京子
NPO法人 ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ3万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる！ちぇぶら体操（三笠書房）」、「はじめまして更年期♡（青春出版社）」。
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