【リウマチの誤解】発祥のピークは40代?「治らない」は嘘?リウマチ専門医に聞いた

 【リウマチの誤解】発祥のピークは40代?「治らない」は嘘?リウマチ専門医に聞いた
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リウマチの初期症状とは? 

「初期症状として、朝起きた時に手や足にある関節が左右対称でこわばり、動かしにくい、その部分が腫れて痛いことが挙げられます。関節リウマチといえば、指の関節が痛む病気というイメージがあるかもしれませんが、滑膜があるところであればどこでも起こりうるので、肩、肘、股関節、顎から初期症状が現れる場合もあります。痛みの特徴としては、指を横から押した時に伴う痛み、圧痛(あっつう)があります。また先ほどお話したとおり、免疫機能の異常が病気の本体なので、あちこちが痛くなることもあります。それ以外にもなんとなく気分がすぐれない、食欲がない、貧血気味、口内炎ができるなど一見すると関節リウマチとは結びつかないような症状が初期症状として現れることもあります。人によってさまざまな症状が出るので、『これがあったら必ず関節リウマチです』とは言い切れないのもこの病気の特徴です。初期に現れるサインとしては、ペットボトルのふたが開けられない、朝起きた時に手がこわばって動かしづらいという気づきがあれば、体からなにかしらのサインが出ていると思ってください」(湯川先生)

リウマチ
出典:『リウマチは治せる! 日本一の専門医が教える「特効ストレッチ&最新治療」』(湯川宗之助・著/KADOKAWA)

これまでのべ10万人の患者さんに接してきた、湯川先生に関節リウマチについて詳しく伺いました。
関節リウマチの初期症状があなたの体に現れたら躊躇なく病院を受診しましょう。

お話を伺ったのは…湯川宗之助先生

湯川リウマチ内科クリニック院長。研修医時代にリウマチにより手が変形した20代女性の姿を見たのがきっかけとなり、リウマチ・膠原病の専門医を志す。東京医科大学病院第三内科(リウマチ・膠原病科)、産業医科大学医学部第一内科学講座を経て、2015年に湯川リウマチ内科クリニック院長に就任。親子2代で50年以上にわたりリウマチの研究を続けており、この5年間ではのべ10万人超の患者さんと接し、患者数や症例数は日本一を誇る。

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Text by Nana Yasuda

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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