世界のヨガ写真6選【マインドフルな瞬間を閉じ込めたヨガ写真を見てみよう】
ヨガジャーナルアメリカ版の人気記事を厳選紹介!ロバート・スターマンはヨギたちを撮影しながら世界中を旅している。これらの旅はヨガへの見方を大きく変えたという。その刺激的な旅の様子を見てみよう。
アーグラ、ウッタル・プラデシュ州/インド
この日はまさに魔法のような一日だった。タージマハルの前でトレイシー・スタンレーを撮影したんだ。実はこれは建物の裏側で、地元の人々が行き交う場所なんだ。裏側からでさえ僕たちはこの壮大な建造物に魅了されたね。タージマハルは神に触れるために人間が極限のレベルで創りだしたようなもののひとつ。僕はこのような巨大な建造物と人間がひとつの空間に対等に存在している様を撮りたいんだ。
メキシコシティ/メキシコ
プリズン・ヨガ・プロジェクトから連邦刑務所での撮影を頼まれて、僕はメキシコに向かった。空き時間があったので、建築好きのヨガ講師マルコス・ジャッサンに会ったんだ。ふたりで建物や大聖堂を見ながらメキシコシティをぶらぶらと歩いたよ。マルコスは熱心なヨギでどこでもポーズをとってくれた。すごく刺激的な一日だったよ。
スコータイ/タイ
ダイス・イイダ・クラインと一緒にスコータイの聖地を巡ったんだ。ブッダが歩いた場所といわれるだけあって、いたるところに仏像や古刹がある。このような場所は地元の人々にとって非常に神聖であることを忘れてはいけない。無礼を働いたり、その場所を悪用してはならないんだ。撮影するときは、地元の人々の営みを妨げないように心掛けている。
ラム島/ケニア
アフリカは、ヨガの多様性と美しさに気づかせてくれた場所だ。僕はAYP(アフリカ・ヨガ・プロジェクト)の一環で、ケニア沿岸のラム島のヨガコミュニティについて書く仕事をしていた。とても活気のあるコミュニティで、毎年ラム・ヨガフェスティバルが開催されている。ビリー・サディアはAYP講師のひとりだった。ある日僕たちは、インド洋を眺めながら散歩をしていた。そしてこのボートを見つけたんだ。あまりの美しさに撮らずにはいられなかったよ。
フィレンツェ/イタリア
アシカ・ゴーニャを歴史上最も偉大な建築物のひとつ、ドゥオーモ(大聖堂)の前で撮ったんだ。ルネサンス時代のこれらの建築には言葉を失うよ。フィレンツェとローマを訪れてから、僕は歴史を重ねた芸術とともにアーサナを詩的に撮影してみたいと思うようになった。さらなる高みを目指したい。このコンセプトを作品に反映させていきたいんだ。
ハバナ/キューバ
キューバの街並みは世界で最も美しい。この街ではあらゆることが起きているんだ。車、音楽、人々の優しさ、喜び、苦しみ……すべてがそこにある。リナ・ヤクボウィッツはハバナに家族がいながらも一度も訪れたことがなかったので、僕らは行くことにした。そして彼女は初めて親族と対面したんだ。さらにキューバのヨガの重鎮、エドゥアルド・ピメンテルにも会えた。僕たちは街のいたるところで写真を撮ったよ。心が震えるほど美しい場所だった。
写真●ロバート・スターマン
献身的なヨギであり、写真家。世界中で実践されているヨガがもたらす不朽の恩恵とマインドフルな瞬間を写真に収めている。その創作スタイルをワークショップ「A Celebration of Humanity Through the Art of Yoga Photography」(robertsturmanstudio.com/workshop)で伝えている。旅に出ないときはカリフォルニアで活動している。
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