TikTokで170億回再生!?海外で話題「マニフェステーション」(願望実現の法則)やり方とは?

 TikTokで170億回再生!?海外で話題「マニフェステーション」(願望実現の法則)やり方とは?

TikTokからNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)まで、多くの人が突如、マニフェステーションの方法を学んでいます。今回はその方法もご紹介します。

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エイダン・ハッチンソン選手は間違いなく、現在、国内で最も人気のアスリートの一人です。カレッジフットボール界最大の賞であるハイズマントロフィーの次点となった後、デトロイトライオンズのディフェンシブエンド(フットボールの守護ラインポジション)は、今年のドラフトで全体2位に指名されました。しかし、ハッチンソン選手は必要な練習時間とリフトセッションをこなす一方で、ある重要な事実のために、彼の成功は少し別の道を歩んだのです。

アメリカのスポーツ専門チャンネルのESPNとのインタビューで、ハッチンソン選手は、日記をつけていること、そしてマニフェステーションの実践していることについて語りました。彼は4歳のときに日記を書き始め、5年生のときには、ミシガン大学でフットボールをすると信じていただけでなく、その目標が現実になったのだと主張しています。

そう、そうなのです、マニフェステーションは今、本格的に主流になっているのです。

@nfl always speak it into existence 🗣 #nfldraft #aidanhutchinson ♬ Big Pine Creek - Signa

主流となったマニフェステーションのブームの原点

TikTokでは、ハッシュタグ「#manifestation(#マニフェステーション)」は170億回再生されており、Instagramでは同じハッシュタグが730万回以上投稿されています。具体的なマニフェステーションのテクニックを描いた動画や投稿もあれば、マニフェステーションへのアプローチがうまくいかない理由を説明するものもあります。

マニフェステーションは新しい概念ではありませんが、今、主流となりつつあります。「多くの実力のあるティーチャーやメンター、コーチ、医師たちはこれを支持するだけでなく、このワークがもたらすパワーに本気で注目していると思います」とマインドセット&マニフェストコーチのマリア・コンチャさんは言います。コンチャさんによると、それは口コミがきっかけとなり、広まったそうです。これらの実践を自分の生活に取り入れ、それがもたらすポジティブな影響を目の当たりにすれば、そのことを人に話したくなるものです。コンチャさんは、マニフェステーションの実践が盛んになったのは、口コミが大きな要因だと考えています。

マニフェステーションとは一体何なのか?

「マニフェステーションとは、本気で自分の人生に欲しい何かを引き寄せるため、自分の思考、言葉、感情、信念を変えるプロセスである」とマニフェステーションのコーチであり、直感力を活かしたヒーラーでもあるジュリエット・クリスティン・コナーさんは述べています。マニフェステーションの実践を通じて、自分の思考とエネルギーをシフトさせ、願望と一致させるのだそうです。自分自身を宇宙から本質的に分離したものとして見るのではなく、マニフェステーションは私たちを宇宙のエネルギーや波動と結びつけてくれるのです。

マニフェステーションは、2006年にロンダ・バーン氏の著書『ザ・シークレット』を通じて一般文化の一部となり始めました。この本とその後の映画で、バーン氏は人生のあらゆる領域で成功と幸福をもたらす「秘密」を、引き寄せの法則として詳しく説明しています。

コンチャさんは、引き寄せの法則はマニフェステーションと同じものではない、と慎重に説明します。マニフェステーションは、あなたの思考、感情、行動を包括するのに対し、引き寄せの法則は、あなたの個々の思考にのみ焦点を当て、はるかに狭いものである、と彼女は述べています。「あなたが一日中考えていたことに、宇宙が応えてくれるということなのです」と彼女は言います。

あなたも気づかないうちにマニフェステーションをしているかもしれません。コンチャさんはまた、マニフェステーションと意識的なマニフェステーションを区別しており、意図的なマニフェステーションに注意を払う必要があると述べています。意図的にマニフェステーションしていなくても、あなたの脳内では日々何千もの思考が駆け巡っています。それらの思考は、意図的であろうとなかろうと、たとえあなたが意識していなくても、依然として力を持っています。つまり、自分の思考にもう少し注意したほうが良いということです。

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By ELLEN O'BRIEN
Translated by Hanae Yamaguchi

AUTHOR

ヨガジャーナルアメリカ版

ヨガジャーナルアメリカ版

全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。



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