シミそばかす、くすみ、生理痛は「血の滞り」が原因かも?飲む点滴「ビーツスープ」で血巡り改善
こんにちは。漢方スタイリストの世世漢方(yoyokampo)です。だんだん熱くなってきてクーラーが活躍する時期。身体が冷えすぎて血が滞りやすい時期でもあります。シミそばかす、クマ、くすみ、生理痛・・・・血の滞りは美容の天敵。今回は飲む点滴「ビーツ」で血巡りUPスープをご紹介します。
血を巡らせる「ビーツ」でシミそばかす、クマ、くすみ、生理痛を改善!
ビーツとは?どんな栄養がある?
「食べる輸血」や「飲む点滴」と言われ、美容に良い成分やたくさんの栄養素を含む「ビーツ」。スーパーフードとしても話題になったか聞いたことはあるけど、詳しく知らないなんて方も多いのではないでしょうか?
ビーツは鮮やかなピンク色が特徴で、ほんのりとした甘みがあります。カブのような形をしていますが、ほうれん草の仲間なのです。種まきは年に2回で、旬は6~7月、11~12月ごろ。まさに今が収穫期なので、スーパーなどで見かけるチャンスも高いかもしれません。
「ビーツ」の薬膳的効能と栄養学
●中医学における「ビーツ」のはたらき
- 活血化瘀。血を巡らせ、血の滞りを改善してくれます。シミ・そばかすや顔のくすみやクマなど。血の滞りによる肩コリや生理痛にも。
- 肺機能を整えることで、胸のつかえや咳などを抑えます
●栄養学における「ビーツ」の成分
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ベタシアニン
ービーツのピンク色の元となる成分の「ベタシアニン」はポリフェノールの一種です。強力な抗酸化作用があり、疲労やストレスにより体内にたまった活性酸素を除去する働きがあるため、美容やエイジング対策など、さまざまな効果が期待されています。 -
硝酸イオン
ービーツの仲間であるホウレンソウにも多く含まれる硝酸塩。この硝酸塩が人間の体に入ると硝酸イオンとなり、さらに一酸化窒素に変換されます。一酸化窒素は、血管の膜を緩めて血管を広げ、血圧を低下させる働きがあります。 -
ビタミン・ミネラルなど
ー余分なナトリウム(塩分)を排出してむくみを解消してくれる「カリウム」や、血液中の赤血球をつくっているヘモグロビンの成分である「鉄」を含みます。また、赤血球の生産を助ける「葉酸」も含み、特に胎児にとっては重要な栄養成分です。
材料を混ぜてミキサーするだけ!「血巡りビーツスープ」
1)材料の下準備
ビーツの栄養成分が流れ出さないように、皮をむかずに柔らかくなるまで30分ほど茹でる。
ビーツ(2玉)・・下茹でし、皮をむいて切る
玉ねぎ(1玉)・・・細かく切る
ニンニク(1片)・・・・・みじん切り
2)材料を炒める
先にタマネギとニンニクをオリーブオイルで炒める。香りが立ちしんなりしてきたらビーツも入れて軽く炒める。
3)煮込む
水2(200ml)と、ブイヨン(1つ)、塩少々、お好みでハーブや香草を入れて20分ほど煮込みます。こげないようにゆっくりと混ぜながら。
4)ミキサーにかけて豆乳で整える
全体に柔らかくなったらハンドブレンダーもしくはミキサーにかけます。※ミキサーにかける場合は粗熱をとってからにしましょう。爆発します。
豆乳(100~200ml)をお好みで追加し、少し煮込みます。
5)完成
真っ赤な魔女のスープが出来上がりました。血の巡りを良くしてくれるビーツとともに、血を補ってくれるクコの実をトッピングしていただきました。毎月の月経で血を失う女性にとって、「血」にまつわる身体の不調は切っても切り離せません。
また、血の滞りによるシミそばかすや、血の不足による乾燥肌など、美容の面でも「血の巡り」はとても大事です。ぜひ、積極的に血の巡りを助ける食材をとるようにしましょう。
あなたの血の状態は大丈夫? 足りてないもしくは滞ってるか、まずは現状をチェックしてみましょう!
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AUTHOR
yoyokampo/世世漢方
ハードワークの会社員から、漢方スタイリストの道へ。20代後半から感じる、顔の疲れや老け、だるさなど病名のつかない ”何となく” の身体の不調改善のため、ヨガ(RYT200)や漢方・薬膳を本格的に学ぶ。日々の生活のちょっとした工夫で、ヘルシーで美しいカラダになれるヒントを発信中。また2020年、きれいな海を求めて地方移住をし、週休4日の働き方を実現したフリーのリモートワーカーでもある。
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