梅雨の溜まった疲れに!たことセロリのガーリックスープ
体の栄養だけでなく、心にも栄養を。心で味わいほっと自分に還ってこられるようなスープのレシピを、管理栄養士の高波紗希さんに連載形式で教わります。
二十四節気では『夏至』に入りました。
「夏に至る」と書くように、この頃から夏本番に向かうため、じわじわと気温も上がってきます。
今回は、この時期に旬となる「たこ」を主役に、ココロとカラダの疲れを美味しく癒やしてくれるとっておきのスープをご紹介いたします。
夏至に旬となる食材『たこ』の主な効能
産卵期を迎える梅雨から夏にかけて旬となる真だこ。
たこには、気温や湿度によって疲れやすいこの時期に欠かせない栄養素「タウリン」が魚介類の中でもトップクラスで多く含まれています。
低気圧や夏バテによる疲労をサポートしてくれる他、肝機能を改善してくれる効果もあるため、お酒好きの方にもおすすめです。
低脂質で低カロリー。タンパク質やビタミン、ミネラルも含み、食べ応えがあり満足感も高いため、まさにダイエットの味方◎
1日の中でも、特に夕食に摂り入れたいおすすめの食材です。
『セロリ』の効果・効能
たこと相性の良いセロリ。
セロリには、美肌に欠かせないビタミンCや疲労回復をサポートしてくれるビタミンB郡、腸内環境を整える食物繊維にむくみを解消してくれるカリウムなど、美容と健康に欠かせない栄養が豊富に含まれています。
そして何と言っても!セロリのあの独特な香り成分「アピイン」や「セネリン」には、精神を落ち着かせる作用があることから、イライラやストレスの軽減効果も期待できます!
今回は、そんなココロとカラダに優しいこの時期にぴったりのスープをご紹介いたします。
材料(2人分)
・ゆでたこ...80g
・セロリ...60g
・ズッキーニ...60g
・にんにく...1片
・パセリ...適量(お好み)
・バター...20g
・醤油...小さじ2
・だし汁...400ml
作り方
① セロリとズッキーニは1cm角のさいの目(角切り)に、ゆでたこは食べやすい大きさに切る。にんにくはすりおろす。パセリは刻む。
② 鍋にバターを入れて弱火にかけ溶けたら、おろしたにんにくを入れて炒める。香りがでたら、タコとセロリ、ズッキーニを入れ、ズッキーニがしんなりするまで1分ほどじっくり炒める。
③ ②にだし汁と醤油を加え、ひと煮立ちしたら火を止めて器に盛り、刻んだパセリを添えて完成。
AUTHOR
高波紗希
管理栄養士。11年間に渡る摂食障害を「食とこころ」と向き合い、整えることでありのままの自分を認め克服した経験から【 自分を大切にする、食とこころの栄養学 】をテーマにSNSで発信をしている。食べることに対する罪悪感や、生きづらさを感じている方に向けて、素材を大切にしたグルテンフリーの料理教室やレシピ提供、講座、相談室など多方面で活動している。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く