【「まごはやさしい」は何に良いの?】和の健康食の合言葉を「薬膳的」に検証

Illustration by yoyokampo

【「まごはやさしい」は何に良いの?】和の健康食の合言葉を「薬膳的」に検証

こんにちは。漢方スタイリストの世世漢方(yoyokampo)です。「まごわやさしい」という合言葉、聞いたことありませんか?これはバランスの良い食生活のために使うのを推奨されている食材のリストなんです。今回は、その食材を薬膳的に検証してたところ、胃腸を整え免疫力をUPする食材が多いということがわかっちゃいました。

「まごわやさしい」食材で胃腸を元気に、免疫力をUPしよう

「まごはやさしい」ってなに?

和食のバランスの良い食事を作るにあたって、必要な食材の頭文字を覚えやすく語呂合わせにした合言葉「まごはやさしい」。栄養豊富で身体に良いと聞いたことがありますが、今回は薬膳的に検証してみようと思います。

photo by yoyokampo
Illustration by yoyokampo

中医学の観点では、身体の中に未消化物や汚れた水が溜まり巡りが滞ると、様々な不調が出ると考えられています。お腹に未消化物がたまると胃もたれをおこしたり、みずがたまるとやむくみになるイメージです。そのため、「消化促進」や「余分な水分の排出」といったデトックスは、健康のためにとても重要になります。さらに、この消化や水分代謝が良い状態は ”免疫力が高い” と言われています。

「まごはやさしい」の7つの食材の多くは、そんな大切な胃腸を元気にして、消化を促進し、余分な水分の排出を促進してくれる食材ばかりです。薬膳でいう、「脾(ひ)」や「腎(じん)」を元気にする働きがあります。

<言葉の説明>
脾(ひ)・・・消化吸収に関わり、生命活動に必要な「気(き)・血(けつ)・水(すい※津液ともいう)」を生成する
腎(じん)・・・発育・生殖と水代謝に関わる。弱まると老化の諸症状につながる

一つ一つの食材を詳しく見ていきましょう。

「ま」豆類

豆
photo by yoyokampo

「まごわやさしい」の「ま」は、豆類、豆由来の加工食品の豆腐、納豆などを意味します。薬膳では、エンドウ豆・小豆・黒豆などの豆類は、胃腸を元気にして、身体の余分な水分を排出する力があるとしています。むくみ解消や毒素の排出、デトックスにとてもよいです。また、栄養学でも豆類には良質なたんぱく質が豊富に含まれていて良いとされています。

「ご」ゴマ

photo by yoyokampo
photo by yoyokampo

「まごわやさしい」の「ご」は、ゴマやその他のナッツ類のクルミやアーモンドなどを意味します。薬膳では、老化の諸症状に関わる「腎(じん)」を元気にし、水の排出を助けてくれます。アンチエイジングに効果的です。栄養学でも、たんぱく質、食物繊維、カルシウム、ミネラルが豊富なナッツ類は健康・美容には欠かせません。

「わ」ワカメ・海藻類

photo by yoyokampo
photo by yoyokampo

「まごわやさしい」の「わ」は、ワカメや海藻類を意味します。薬膳では、老化の諸症状に関わる「腎(じん)」を元気にし、水の排出を助けます。中でも、どろどろと汚れて固まった水(白い痰のイメージ)を柔らかくして流し、排出してくれると言われています。栄養学でも、海藻類はカルシウムや食物繊維を多く含む食材として、健康維持のために良いとされています。

「や」野菜

photo by yoyokampo
photo by yoyokampo

「まごわやさしい」の「や」は、野菜を意味するそうです。いきなりざっくりとした意味になりましたね。中でも、色の濃い野菜は緑黄色野菜と言われていますが、個人的には「季節の野菜を頂く」ことをおすすめします。

  • ・・・自律神経を司る「肝(かん)」が乱れる季節。春野菜のキャベツやセロリは、高ぶる肝の気を冷ましてくれます。その他、春の苦みのあるもおすすめ。
  • ・・・暑さで疲れ、水分を消耗してしまう季節。夏野菜のトマトやキュウリは、熱を冷ますとともに身体を潤してくれます。
  • ・・・秋は夏に体力を消耗した後で、長い冬のために体力を蓄える時期。秋野菜のニンジンや玉ねぎは、胃腸を元気にして疲労回復ができます。
  • ・・・乾燥と寒さが続く季節。冬野菜の白菜・大根は乾燥した身体を潤してくれます。また、ネギは身体を温め、初期の風邪にも良いです。
  • ※「まごはやさしい」に含まれる野菜は除いています。

「さ」魚

photo by yoyokampo
photo by yoyokampo

「まごわやさしい」の「さ」は、魚を意味しています。薬膳では、胃腸を元気にして、脳の働きを助ける「血(けつ)」を作るといわれています。栄養学では、特に青魚がDHAやEPAなどの良質な脂質やタンパク質が含まれているのでおススメされていることが多いです。

「し」しいたけ

photo by yoyokampo
photo by yoyokampo

「まごわやさしい」の「し」は、しいたけやきのこ類を意味しています。薬膳では特に、しいたけは滋養強壮に良いとされています。さらに、気の巡りや水の巡りも改善してくれるという、すばらしい食材。

「い」いも類

photo by yoyokampo
photo by yoyokampo

「まごわやさしい」の「い」は、芋類を意味しています。薬膳では、じゃがいもやさつまいも、里芋などは胃腸の調子を整えて元気にしてくれると食材です。栄養学でイモ類は、食物繊維が豊富で、ビタミンCも含まれていて良いとされています。

いかがでしたでしょうか?「ま・ご・わ・や・さ・し・い」の食材を使って、消化促進・余分な水分の排出をし、 ”免疫力UP” を目指しましょう。

その他、「ダイエット」の観点で分類した食材リストを以下でご紹介しています。ぜひご参考下さい。

Text by 世世漢方 yoyokampo

AUTHOR

yoyokampo/世世漢方

yoyokampo/世世漢方

ハードワークの会社員から、漢方スタイリストの道へ。20代後半から感じる、顔の疲れや老け、だるさなど病名のつかない ”何となく” の身体の不調改善のため、ヨガ(RYT200)や漢方・薬膳を本格的に学ぶ。日々の生活のちょっとした工夫で、ヘルシーで美しいカラダになれるヒントを発信中。また2020年、きれいな海を求めて地方移住をし、週休4日の働き方を実現したフリーのリモートワーカーでもある。

RELATED関連記事

All photosこの記事の写真一覧

photo by yoyokampo
豆
photo by yoyokampo
photo by yoyokampo
photo by yoyokampo
photo by yoyokampo
photo by yoyokampo
photo by yoyokampo
facebook

Yoga Journal Onlineをフォロー

Facebookページでいいね!する