ダイエットの成功・失敗は「スタートする前に」決まっている|自分に合った情報の探し方3つ
自分に合った情報の探し方②
ある程度、的を絞って情報にたどり着くことができたら、今度は「その方法が自分に合っているかの照らし合わせ」が必要です。
「これさえやっとけばOK!」「痩せたいならこれだけやっときな!」というメッセージの方が分かりやすく、ネットでも人気記事になりやすいです。そういう指示に従うのは、なんだか”前に進んでる満足感”が得られてやっていて心地がいいから。
でも、1番優先されるべきは「やってる感」よりも「実際に効果があること」ですよね。万年ダイエッターになっている人は、この「やってる感」が優先されている傾向にあります。
自分の身体で数ヶ月試してみて、すんなりとライフスタイルに溶け込むか、実施することで身体も心もキラキラするか、「やらなきゃ」より「やりたい」の気持ちが湧き出るか、身体にも心にも変化が実感できるか。
「目に見える変化」だけでなく「目に見えないけど感じる変化」にも意識しながら「この方法を続けたいか?」と自問してみてください。
自分に合った情報の探し方③
「情報探し」と言うと、探すことにばかり焦点が行きますが、最も大事なのは「そもそもなんで痩せたいの?」という根本的な動機の理解です。
ワンピースのルフィが「海賊王に、俺はなる!」と命をかけることが出来るのも、タッチの上杉達也が甲子園を目指して一生懸命になれたのも、根本的な動機(Why)をしっかり理解していたから。
「どうやって痩せるの?(How)」は「なんで痩せたいの?(Why)」の後に来ることです。Whyの理解をすっ飛ばしてHowに一生懸命になっても、探す情報の方向性を間違っているので、いくら努力を積み重ねたって目的地にはたどり着けません。
努力の方向がズレていることにも気づかないまま進み続けた人たちが行き着く先は、「頑張ってるのに結果が出ない!」な空回りダイエット。自分のダイエットの動機について深く向き合うこともなく、「痩せるならこれ!」という方法論に飛びつくのは、コンパスを持たずに大海原に船を出るようなものなのです。
あなたの「痩せたい」が達成されると、どんな未来が待っているんだろう?それは痩せなきゃ達成できないことなんだろうか?「痩せたい」と思い始めたきっかけは何だったっけ?犠牲の上に成り立つ未来が欲しいんだっけ?その理想のボディは、誰の影響で生まれたイメージだったんだろう?
自分のWhyを知るための質問の角度はたくさんありますし、その人の人生の歩み方によって多様に変わります。教科書に載っているような正解はありません。
情報探しに躍起になってスクリーンとにらめっこになる前に、一人でカフェに座って、ボーッと景色を見ながら「そもそも、私、何で痩せたいんだっけ?」なんて考えを巡らせるのも、あなたの人生を変える有意義な時間となるかもしれませんね。
AUTHOR
mikiko
パーソナルトレーナー|自身の失敗経験を元に個人差や体質を重視した『mikiko式フィットネス論』を提唱|身体と人生観が変わるフィットネス哲学で、一生ブレないための視野と学びを発信しています|流行を根拠と本質で斬る人| 筑波大学健康増進学修士|NZベストトレーナー入賞
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