「自分らしさ」よりも「普通」を優先してない?自分に自信を持つために考えたいこと
「どうやって自分らしい自分を見つけられるようになったの?」これは「自分に自信が持てなくて...」と悩んでいる人から私によく寄せられる質問です。今でこそ「”誰にも真似できない自分”を目指そう!」と言う立場になりましたが、私にも自分に自信が無くて苦しかった時期がありました。ニュージーランド在住のトレーナーmikikoが「自分らしさって何?」について考えます。
「自分らしい」って何?
私が自信を持てなくなったのは、幼い頃からずっとハマることのできなかった”標準”や”普通”がきっかけでした。
自分の好きな発想で、自分の好きなことをすると、自然と世間の”普通”から外れてしまう。幼稚園まではそれを「輝く個性」として捉えられていましたが、小学校に進んで以降、周囲から「それ変だよ」と指摘されるようになりました。意見を言えば「不思議な子だ」と言われたり、大好きだった体育でさえ、先生に「もうちょっと周りのレベルと合わせてくれないと」と言われたり、やりたいことを貫けば「なんで普通になれないの」と言われたり。私の”自分らしさ”は「変人」「AB型」「自由人」という否定的なニュアンスを含めた言葉で表現されるようになっていきました。
成長するにつれて、私の”自分らしさ”を「輝く個性」と見てくれる人は減っていき、”普通”にハマれない私の芽を摘もうとする人が増えたんです。そんな環境で劣等感を感じ始めた私は、次第に自分自身がその芽を摘みはじめ、”普通”の型に個性を押し付けるようになりました。振り返ってみれば「出る釘は打たれる」を全身で感じた成長期だったと思います。
「標準にハマれない」という劣等感は、私のボディイメージにも襲いかかってきました。幼い頃からスポーツや武道をして育った私は、体格がよく、Lサイズでも服が入りませんでした。「競走馬みたい」とからかわれる脚や、試着室に行くたびにガッカリするパツパツの肩周りがコンプレックスで、新しい服を買いに行くのも、鏡の前で自分の姿を見るのも苦手になってしまったんです。
”標準”の服が着れない。”普通”の身体になれない。それがショックだった。精神的にも身体的にも”自分らしい”が否定されていく環境で、私はどんどん自分に自信をなくしていったんです。
AUTHOR
mikiko
パーソナルトレーナー|自身の失敗経験を元に個人差や体質を重視した『mikiko式フィットネス論』を提唱|身体と人生観が変わるフィットネス哲学で、一生ブレないための視野と学びを発信しています|流行を根拠と本質で斬る人| 筑波大学健康増進学修士|NZベストトレーナー入賞
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