花粉症がどんどん悪化してしまうNG食べもの3選|管理栄養士が解説


だんだん暖かくなって過ごしやすくなる春。しかし、春は花粉症がつらい…!という方も多くいるのではないでしょうか。実は、普段の食生活が花粉症を悪化させてしまっているかもしれません…。この記事では花粉症の人が避けた方がいい食べものについて解説するので、花粉症で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
どうして花粉症になる?
近年、増加している花粉症。昨年は大丈夫だったのに、今年から花粉症の症状が出てきた…という方もいるのではないでしょうか。

花粉症が悪化してしまう食べもの
日頃からしっかり花粉症対策しているつもりでも、実は普段口にしている食べものが花粉症を悪化させてしまうことも…。ここでは、花粉症が悪化する食べものを紹介するので、ご自身の食生活に当てはまるかチェックしてみてくださいね。
ジャンクフード
トランス脂肪酸が多く含まれているジャンクフードは、花粉症を悪化させてしまいます。トランス脂肪酸はマーガリンやショートニングに含まれており、スナック菓子やファストフード(ハンバーガー、フライドポテト、フライドチキンなど)に多く使われています。また、これらのジャンクフードは脂質や塩分が多いので、食べ過ぎると肥満にもつながります。肥満の方はアレルギー症状が出やすいといった研究結果もあるので、ジャンクフードは控えるようにしましょう。

冷たい食べもの
花粉症は胃腸を整えることで改善できるといわれていますが、逆に胃腸に負担をかけてしまうと花粉症が悪化してしまう可能性があります。胃腸に負担をかけるものとして、冷たい食べものがあります。アイスや冷たい飲み物、ビールは控えるようにしましょう。

トマト
スギ花粉の人は、トマトにも注意が必要です。トマトには、スギ花粉のアレルゲンと似た構造をもつたんぱく質が含まれています。そのため、スギ花粉の人がトマトを食べるとアレルギー症状が発症する可能性があります。しかし、全てのスギ花粉の人が当てはまるわけではありません。トマトを食べても発症しない人も多いので、今まで食べても問題ないという方は特に心配しなくても大丈夫です。もし、トマトを食べて口や唇がピリピリしたり痒くなる人は、トマトを控えるようにしましょう。

悪化させないためにも花粉症対策をしよう!
食べもので花粉症の悪化を和らげることもできますが、日頃からの花粉症対策も大切です!以下のポイントを押さえて行動しましょう。
●花粉は昼前後と夕方に多く飛散するので、その時間帯の外出は控える
●顔にフィットするマスクや眼鏡を症装着する
●ウール素材の衣服は花粉症がつきやすいので、なるべく着用しないようにする
●外出から帰ってしたときは、手洗い・うがいのほかにも、洗顔や洗髪をして花粉を洗い落とす
●洗濯物や布団の外干しは控える
一度発症すると治すことが難しい花粉症ですが、日々の行動や食生活で症状を緩和することはできます。できることから少しずつ取り入れて、花粉症と付き合っていきましょう。
【参考文献】
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