【アーユルヴェーダと生理】毒出しを促すアーユルヴェーダ的生理中の過ごし方

 【アーユルヴェーダと生理】毒出しを促すアーユルヴェーダ的生理中の過ごし方
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生理はアーユルヴェーダにおいては女性だけが持つ毒出し方法の一つと考えられています。今回は生理による毒出しを完了させるための11のポイントをご紹介します。

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生理は女性だけに与えられた毒出し方法

Elevate
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体に不要な毒素を排出する毒出し(デトックス)方法には、尿・便・汗・涙がありますが、生理は女性だけが与えられた毒出し方法とアーユルヴェーダでは考えられています。

一説によると、女性の寿命は男性よりも約7年長いとされており、それが一生分の経血量の期間に相当するんだとか。つまり、女性は毒素排出ツールが多い分、長生きだということが考えられているということですね。

体に不要となったものを外へ排出し、心身の浄化に役立つのが生理。生理による毒出しを完了させるためには抑えておきたいポイントがあります。

アーユルヴェーダがおすすめする生理中の過ごし方

 Kostiantyn Li
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1. 十分な休息

経血するためにはエネルギーが必要となります。ですので、限りあるエネルギーを大切に使うことが大切。いつも以上に十分な休息をとることを意識してみると◎。

仕事も家事、育児もいつもよりも少しセーブするなど、ゆとりを持つように心がけてみましょう。もちろん、社会的な動物であるわたしたちは、「生理だから」と言っても手が抜けないこともたくさんあります。たくさんある役割の中から、優先順位をつけて取り掛かってみて下さいね。

仕事は手が抜けないというのであれば、食事は外食にする、お掃除をスキップするなどしてもOK。

2. 昼寝はNG

生理中の昼寝は、血液のうっ滞や循環障害が進めると考えられます。基本的にアーユルヴェーダでは生理中以外でも仮眠を推奨していません。怠惰性を増してしまったり、夜眠れなくなってしまうことにも可能性があるから。

生理前から生理中はエネルギー不足になって「お昼間に眠たくなってしまう」という方も多いかもしれませんが、夜の睡眠の質を良くするためにもお昼寝は控えるのがベター。「眠たくなってきた」と思ったら、軽い運動をしたり、環境を変えるだけでも眠気がスッキリすることがあるので試してみてはいかがでしょうか。

3. 軽い運動

生理中は少し早足程度のウォーキングがおすすめです。スムーズで安定した軽い運動は、循環を良くして経血の排出を促すと考えられています。

ヨガのポーズでは、合蹠のポーズ、膝の後ろを伸ばすポーズ、ねじりポーズなどがおすすめ。ただし、腹部周辺を圧搾しすぎるのはNGなので、ゆるめのねじりが◎。また肩立ちや逆立ちポーズは経血が逆流するので控えます。

4. 経血の流れをせき止めない

経血は、妊娠していない女性の体に不要となった毒素を排出するものです。ですので、アーユルヴェーダでは、経血の流れを阻害するタンポンのような生理用品の使用はおすすめされていません。

5. 消化に優しいお食事

月経中は消化力が低下しやすい時期。温かくて消化しやすいものを食べるようにするのがおすすめ。炭酸飲料、チーズ、ヨーグルト、お肉、チョコレート、揚げ物、小麦食品は控えるのがベター。また、睡眠の質を上げて十分な睡眠をとるためにも、夕食の量は少なめに。

6. 塩味を優先的に摂取

生理前から生理中には、「甘味や塩味を欲する」といった経験はありませんか?もし、そういった経験がある人は毒素が蓄積して消化器系に栄養がしっかりと運ばれていないサインかもしれません。

そんな症状にきづいた時には、まずは塩味を優先的に摂取するのがおすすめ。不思議なことに、甘味への欲求が少なくなります。もし、それでも「どうしても甘味が欲しい」という時には、新鮮なミルクまたは植物性ミルクをあたためてはちみつやギーなど自然な甘味を加えて口にすると落ち着くと思います。わたしは、ホットオーツミルクだけで飲むことが多いです。

7. 入浴は控える

経血は温水に入ると増加し、冷水に入ると減少すると考えられています。経血量が多い日は、湯船に浸かるのは控えてシャワーだけで済ませるのが◎。

8. 髪の毛を洗うのを控える

生理中に、頭部に触れると体の乾燥や冷たさ、心の空虚感やイライラなどといった性質が増すと考えられています。できるようであれば、生理1〜2日目は髪の毛を洗うのを控えると良いかもしれません。

9. 生理4〜5日から頭部のオイルマッサージを再開

 生理1〜3日目は、オイルをつかった頭部マッサージも控えるのがベター。月経開始から4〜5日したら再開します。温めたセサミオイルで頭部をマッサージし、数時間放置し頭部に油を吸収させて下さい。その後に、髪の毛を洗うと潤いと温かさをもたらすと言われています。

10. 五感への過剰な刺激を抑える

生理中は色や香り、音など敏感になりやすい時期。ですので、五感への刺激はなるべくおさえて、リラックスできる環境を整えるのがおすすめ。感情を揺さぶられるようなエンタメやニュースを見聞きしたり、強い発色を身の回りに置く、身につける、大音量で音楽を聞くなどは避けるのがおすすめです。

11. 意識を内側へ向ける

生理は不要なものが外へ排出され、自分の体がきれいに生まれ変わっていく時期。そして、自分の心と体に意識を向けやすい時期でもあります。このタイミングをいかして、瞑想を練習してみるのはおすすめ!

体調に合わせて実践しよう

 Léonard Cotte
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アーユルヴェーダで言われている生理中の過ごし方というのは、あくまでも”理想”の過ごし方ということ。現代の日本社会において、全てが必ずしも適応できるものではありません。また、体調や体質によっても異なります。

実践する際には、ご自身の体の声に耳を傾けて無理のない程度にトライして下さいね。

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AUTHOR

桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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