生理の日も諦めない女の子を増やしたい|ジュニア向け吸水ショーツ<ガールズリープ>開発者の想い

 生理の日も諦めない女の子を増やしたい|ジュニア向け吸水ショーツ<ガールズリープ>開発者の想い
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竹田歩未
竹田歩未
2022-01-07
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成長期の女の子を支えたい。品質は下げずに価格を抑えるパッケージの工夫とは?

パッケージの工夫を教えてください。

女の子は生理が始まってから身長の伸びがラストスパートを迎えます。なので吸水ショーツを一度買ったとしても、その後すぐに買い替えが必要になってくるんですね。ですが吸水ショーツ1枚1枚の価格が高いと買い替えるのも難しくなってくるので、できるだけ価格を下げたいという想いがありました。
かと言って製品自体の質は絶対に下げたくなかったので、パッケージの簡易化や運賃を削る工夫で価格を抑えることにしました。

具体的には、パッケージに箱を使用しないことで箱と箱詰め作業のコストを省き、また運賃を抑えるために全体を薄くコンパクトにしました。そのため商品の梱包には箱ではなく再生可能プラスチックが原料の袋を使用。運送方法もなるべく費用がかからないものを選ぶことで、品質は落とさずに価格を抑えています。

箱に詰めた方がかっこよく見えるかもしれないけれど、パッケージで高く見せておいて中身は大したことない、というよりも中身が大したことがあるほうがいいと私は思っています。

紙箱ではなく再生可能プラスチックが原料の袋を使用しコストカット
紙箱ではなく再生可能プラスチックが原料の袋を使用しコストカット

お客様からいただくお手紙には、予想外の反応が続々

ガールズリープを開発する前と後で、心境の変化はございましたか?

販売開始当初はメインの仕事の傍らでガールズリープの販売を行う予定だったのですが、蓋を開けてみると生産が追いつかなくなるほどの需要があり、仕事配分が大きく変化したことは予想外の出来事でした。さらに、想定していなかった反応をお客様からいただけることがあり驚いています。

ある知的障がいのあるお嬢様がいらっしゃるお母様からお手紙を頂いたのですが、お嬢様は生理の際にナプキンの不快感を嫌がり勝手に剥がしてしまうためお母様は苦労されていたそうなのですが、それが履き心地もよい吸水ショーツのおかげで解消されて楽になったとのことでした。思いもよらないところで役に立っていることが感じられることも少なくありません。

そして、同級生のお母様からはこんな反応をいただきました。修学旅行の際、学校の指示で生理が始まっていない子どもにも生理ワンクール分の嵩張るナプキンを持たせる必要があったのですが、吸水ショーツがあればその分の荷物を減らすことができるので、子どもたちだけではなく、その親たちの行動も吸水ショーツの普及によって変化してきているのを肌で感じています。

ガールズリープは無料でサイズ交換を行っており(返送運賃も無料)交換時にお母様から手書きのお手紙やプレゼントをいただけることが多いのですが、こうしてお客様と直接コミュニケーションを取りいただいたご意見をすぐに反映させられるのは小さなメーカーだからこそ可能なことだと思うので今後も大切にしていきたいですね。 

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Text by 竹田歩未

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竹田歩未

竹田歩未

ライター/中国語翻訳。大学在学中に場所や時間に縛られない働き方に興味を持つ。卒業後の2022年〜ライターとして活動しながら念願の台湾留学を実現。Instagram「フェムテクラブ|フェムテック・フェムケアグッズ」を運営。SNS:Ayumi Takeda @ayumin_tkd フェムテクラブ @femteclub



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