デザインも使い心地も◎フェムテックジャパンで見つけた吸水アイテム3選

吸収型サニタリーショーツ「comfits（コンフィッツ）」

下着専門店「fran de lingerie(フランデランジェリー)」が、デリケートな日でも快適にはけ、体にフィットするショーツをと開発されたのが「comfits」です。すべての女性が選べる幅広いサイズ展開で、生活必需品として手の出しやすい価格にこだわっています。また、商品企画から販売までを行うことで、「こんなものが欲しい」というユーザーからの声を反映し続け、最初は3種で販売していましたが、吸収量やライフスタイルに寄り添えるよう8種類に増やしたそうです。

吸収面は、4層構造になっていて肌に触れる部分には、やさしいタッチの天竺生地が使われています。ジュニアサイズからクイーンサイズまであり、アウターにひびかないソングタイプもあります。吸水ショーツでヒップを包み込まないデザインのものは、筆者は初めて出会ったので驚きました。吸収量は約7ミリで、デイリー使いや、軽い日やもしかしたらそろそろ始まるかなという不安な日にもおすすめです。

吸水ショーツが初めての場合は、レギュラーがおすすめ。吸水量は約30ミリ。スポーツしたいときや、とにかく漏れるのが不安という日など、吸収量やデザインの違いが展開されていて、ホームページでは、おすすめの選び方が詳しく紹介されています。レースタイプもあり、吸水ショーツと思えないデザインも素敵。来春には、ヨガのときも安心なレギンスタイプも登場予定です。

オーガニックコットン吸水ショーツ「Hogara」

繊維会社で働く女性社員たちが、「私たちが今ほしいものを自分たちで作りませんか？」という一言から、企画開発がスタートしたのが「Hogara」です。素材の開発や製作所の選定、デザイン、パッケージまで一貫してコーディネートされています。ブランド名のHogaraは、「朗らかに光り輝き広く晴れ渡る」そんな心地よい毎日になるようにと名づけられたそう。カラフルな吸水ショーツは、ブルーになりがちな日を、まさに朗らかにしてくれますね。

ショーツ生地は、甘撚りのオーガニックコットン素材を使用し、4層構造で戻りや漏れを防ぎます。また、洗濯後の部屋干しによる特有の匂いの悩みともさよならできる消臭効果もあります。吸収量やサイズ、ディテールが異なる4タイプが揃っています。そして、ブルーな日を朗らかに過ごせるようお花にちなんだカラー展開になっています。

ラナンキュラス（ピンク）の花言葉は、飾らない美しさ。ネモフィラ（ブルー）は、どこでも成功、スターチス（パープル）は上品、プラックチャーム（ブラック）は理想の恋人だそうです。ブルーな日だったことを忘れて、楽しみながらカラーも選びたくなりますね。また、国際NGOプラン・インターナショナル「Because I am a Girl」のガールズプロジェクトに吸水ショーツ1枚につき10円の寄付を行っています。自分自身のためだけでなく、途上国で過酷な環境下にいる女の子たちの応援ができると思うと、心も朗らかになれますね。

「ナチュラムーン」のオーガニックコットン吸水パンティライナー

2011年に日本初のコットン100％のトップシートと高分子吸収材不使用の生理用品からスタートしたのが「ナチュラムーン」です。天然由来成分を使用し、環境に配慮したものづくり、幸福感を大切に、製品開発を行っています。天然コットンの素材を生かした生理用ナプキンや吸水ショーツなど、より肌が敏感になるときに肌にやさしいと、愛用者も多いですよね。最近発売された吸水ショーツのほかにも、実は、軽失禁のための製品がほしいという要望が多くあったそうです。咳やくしゃみをしたときや、下腹部に力が入ったときに少し尿が漏れる軽失禁ですが、40歳以上の女性の約4割以上が経験するといわれています。出産後などに経験した人も多いのではないでしょうか。生理用のナプキンやおりものシートを代用している人もいるようですが、経血と尿では性質が違うため、やはり専用のものを使用するのがいいようです。

そこで、ナチュラムーンは、軽失禁に対応するオーガニックコットン吸水パンティライナーを開発しました。高分子吸収材を使用しないノンポリマータイプで開発を進めましたが、尿は経血と違いサラサラしておりシートに定着させることが難しいため試行錯誤が続いたそう。そこで、トップシートにメッシュタイプの不織布を採用し、スピーディな吸収とさらっとした肌触りを実現。メッシュシートにすることで、肌にあたる表面積を小さくし、ぬれたように感じることをできるだけ軽減し、吸収体はおりもの専用シートの1.5倍パルプの量を増やし吸水性とふかふか感がアップしています。おりものシートと比べてみると、サイズも少し大きくふかふかしていますが、着用感はおりものシートと変わらない気がしました。経血よりもサラサラしていて漏れが心配というときや、まだまだ吸水シートなんてと思いながら、ちょっと不安なときに使い始めてみるのもいいかもしれませんね。

近年、吸水アイテムを目にする機会がぐっと増えました。自分自身のライフスタイルに合ったものを選んで、快適に過ごしたいですね。