脂肪燃焼のカギは「肩甲骨周りの細胞」にアリ!?「肩甲骨」を刺激して脂肪燃焼を促すヨガエクサ

 脂肪燃焼のカギは「肩甲骨周りの細胞」にアリ!?「肩甲骨」を刺激して脂肪燃焼を促すヨガエクサ
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寒い時期、気になるのが「ダイエット」ダイエットは脂肪を燃やすことが重要ですが、脂肪の中でもダイエットに役立つものがあるんです。今日は、そんなダイエットのカギとなる【褐色脂肪細胞】のお話です。

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私たちの身体にある脂肪細胞には、白色脂肪細胞」「褐色脂肪細胞」という種類があります。白色脂肪細胞とは、体内の脂肪のほとんどを占める細胞で、体脂肪を構成します。私たちが普段認識している脂肪は、こちらに当たります。白色脂肪細胞は、皮膚の下や内臓など全身に広く分布しており、中性脂肪や糖などを取り込んでエネルギーとして蓄えます。エネルギーを蓄えた白色脂肪細胞は、球状に膨らみます。

らら
イラストAC

20歳前後の成人の身体にはいくつの白色脂肪細胞があるかというと、約400億個です。白色脂肪細胞はエネルギーが過剰になると、なんと通常の大きさの約1.8倍にまで大きくなるといわれています。また、白色脂肪細胞はひとつひとつが大きくなるだけでなく細胞の数を増やして脂肪をため込みます。肥満者の白色脂肪細胞は、約800億個にもなるといわれています。

つまり、白色脂肪細胞は「脂肪をためこむ」働きがあるものなのです。では、もうひとつの脂肪細胞である褐色脂肪細胞は、まったく違う働きがあります。褐色脂肪細胞は、脂肪を燃焼させる細胞です。赤ちゃんの頃に多く存在している脂肪細胞で、加齢とともに数が減ってしまいます。

もともと褐色脂肪細胞は、寒い時に脂肪を燃焼させて体温を保つために存在しています。赤ちゃんは生まれてきたとき胎内より気温の低い外気にさらされます。そのとき、褐色脂肪細胞が脂肪を燃焼させて体温を維持しているのです。成長するにつれ、その役割が筋肉などに移行し、褐色脂肪細胞はあまり機能しなくなり、徐々に減っていきます。大人になると褐色脂肪細胞がなくなるのではなく、成人でも主に肩甲骨周辺や首の後ろ、わきの下などに密集していることがわかってきたそうです。

Beruta
写真AC

■褐色脂肪細胞を活性化するためには?

褐色脂肪細胞は体の限られた部分にしかなく、体温維持のため、低い温度で活性化するという特徴があるので、スポーツで活性化させるなら水泳がオススメです。また、水泳より手軽な方法なら冷水シャワー。入浴時に冷水と温水のシャワーを交互に30秒ぐらいずつ浴びて、これを5~6回繰り返すことで褐色脂肪細胞にスイッチが入ります。ただし無理をせず、冷水も20度前後ぐらいから始め、様子を見ながら行ってみましょう。

さらに手軽にできる方法は、食事をよく「噛む」ことです。食事のときの咀嚼の刺激が脳に伝わり、交感神経を刺激して、褐色脂肪細胞を目覚めさせます。その結果、褐色脂肪細胞は活性化し、体脂肪がエネルギーになるのを助けます。食事をゆっくり、よく噛んで食べると脳の満腹中枢に作用して、食べすぎを防ぐことにもつながります。

褐色脂肪細胞を刺激するためには、運動も良いとされています。特に肩甲骨周りを動かす事が効果的です。早速、肩甲骨周りを刺激するヨガとエクササイズを行なってみましょう!

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ひるかわえみこ

ひるかわえみこ

劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。



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