「自分を慈しむ行為に、罪悪感を持たないで」ミランダ・カーが語るセルフケアの重要性
オーガニックのコスメブランド「コーラオーガニックス」を立ち上げ実業家として活躍しているミランダ・カー。彼女が自分の心のケアのために時間を作ることの大切さをアピールしている。
10代の終わりから続けているヨガと瞑想
ミランダは自分のホームページのブログでこう綴っている。「自分を慈しむ時間を確保することは私たちの健康と幸せな生活に欠かせないもの。私たちは自分を慈しむことを”甘やかしている”と感じたり、罪悪感を持ったりするべきではない」。彼女は母や祖母からのアドバイスで少女時代から自分を慈しみ、ケアすることを大切にしてきたと振り返る。「私にとって自分をケアすることは歯を磨いたり髪を梳かすのと同じこと」「今も子供たちより少なくとも45分は早く起きて自分のための時間にしている」。
ミランダは毎朝ヨガとメディテーションの時間を欠かさない。10代の終わりから続けている習慣だそう。「ヨガもメディテーションもこの忙しない世界の中で平穏を保つために素晴らしいツール」だとミランダ。「私は毎日できれば朝と夜の2回、メディテーションをしようと思っている。朝は今日の目標を決め、ポジティブな気持ちで1日を始める助けになる。夜は緊張をほぐし、ぐっすり眠るために役立つ」。
ボディケアの時間も心のメンテナンスに
とはいえ、忙しい朝や疲れて帰ってきた夜に時間をとってしっかり瞑想するのはなかなか難しいという人もいるはず。ミランダは瞑想という形でなくても心のケアはできるとアドバイス。例えば「体をドライブラッシングする」「顔にパックをする」といったボディケアの時間も心のメンテナンスと捉えるのがミランダ流。自分の体に丁寧に接することは心をケアすることにも通じるそう。ちなみにドライブラッシングとは、サボテンやヘチマなど天然植物性素材のボディブラシを使い、体の気になる部分を乾いた状態で擦ること。肌の古い角質が取れるだけでなくリンパの流れを促進して排泄物を出す効果もあるそう。お風呂上がりのローションやボディクリームもより浸透するようになるという。ミランダは「お尻や太ももの手触りが変わるだけで気持ちが変わる」とも。この言葉通り、体や顔の肌が綺麗になったら心も明るくなった経験をした人も多いのでは?
メディテーションをしなくちゃ、と自分を追い込むのは逆効果。とはいえ忙しいときこそ落ち着く時間が大切になるもの。ボディケアの時間を心を労る時間と捉える、ミランダの方法を思い出したい。
AUTHOR
長坂陽子
ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。
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