【下腹ぽっこりの意外な原因】反り腰を改善する5つのエクササイズ
食べたばかりじゃないのに下腹が出てしまう、下腹が邪魔してズボンのファスナーがきつい、そんな下腹がぽっこりと出てしまうお悩みを感じていませんか?下腹がぽっこりと出ている方は決まって姿勢が「反り腰」になっています。反り腰の癖を直し、正しい姿勢で生活をするとそれだけで下腹ぽっこりは解消されます。それではまず姿勢の確認からしていきましょう!
反り腰の姿勢になっていませんか?
(左が正しい姿勢、右が反り腰の姿勢です)
「反り腰」は、腰が反って見えることからこのように呼ばれています。
しかし、ただ単に腰だけが反っているのではありません。骨盤が前へ傾くことでこの反り腰が引き起こされているのです。
普段の姿勢が反り腰かどうか確認するために、座っている時と立っている時のサインを見ていきましょう。
座っている時の反り腰サイン
・足の裏を床につけて座るのが苦手
・腰に寄りかかって座ってしまう
・前のめりに座ってしまう
・膝を閉じて座ることが苦手
立っている時の反り腰サイン
・つま先に体重をかけて立ってしまう
・無意識に顎が上がってしまう
・足と足の間に隙間ができる
・首が肩よりも前に出てしまう
あなたに当てはまるサインはありましたか?この中のサインが1つでも当てはまれば、反り腰の姿勢になっている可能性があります。
下腹ぽっこりの原因は反り腰!その理由は?
反り腰の姿勢は骨盤が前に傾くことで引き起こされます。
骨盤が前に傾く(前傾)することで、「お腹とお尻に力が入らない」「腰と前ももに過剰に力がかかる」状態になります。この状態で姿勢を保とうとするのです。
反り腰の姿勢を改善しないことには、いくら下腹部のためのエクササイズをしても努力が水の泡になってしまいます。
反り腰にならないよう普段の姿勢を気をつけ、さらにエクササイズを行うことが下腹ぽっこりを改善する近道です。
正しい姿勢を知って習慣化しよう!
座った姿勢
「耳の穴・肩・骨盤の出っ張り(股関節)」の3点が一直線、床に対して垂直。
お尻の下にあるゴリゴリと出た2つの骨「坐骨」が椅子につく。
立った姿勢
「耳の穴・肩・骨盤の出っ張り(股関節)・膝の横・外くるぶし」の5点が一直線、床に対して垂直。
鏡を見ながら、座った姿勢と立った姿勢を一度確認してみてください。普段よりも踵に体重がかかっているような感覚になると思います。
椅子に座って作業をしている時、電車に乗ったり信号待ちなどしている立っている時、1日1分でも良いのでこの姿勢を意識して生活してみましょう。
正しい姿勢を体に覚え込ませることが反り腰を改善する近道です。
続いて、反り腰を改善し、下腹ぽっこりを解消するエクササイズをご紹介します。
【下腹ぽっこりの原因】反り腰を改善する5つのエクササイズ
反り腰を改善し、下腹を引き締めるエクササイズです。骨盤が前に傾くことで過剰に力がかかった「腰・前もも」をストレッチし、力が入っていない「お腹・お尻」を筋トレで引き締める内容です。
5つを通しで行うと、反り腰が正しい姿勢へと改善され、下腹ぽっこりが引き締まります。
やり方
1.背中を丸めて伸ばすストレッチ
反り腰の姿勢で凝り固まった腰をストレッチします。背中を丸めた時に息をはき、お腹をへこませましょう。
2.腰をひねるストレッチ
片足を倒し、腰を大きくひねってストレッチしましょう。
3.恥骨を天井に向けるエクササイズ
手で三角形を作り、人差し指を恥骨の上に置くと動きがわかりやすいです。恥骨が上がるタイミングで息をはき、下腹をへこませましょう。
4.クロス腹筋
肘を膝に近づけてお腹を縮めます。くびれ部分の腹斜筋に力が入り、ぽっこりお腹を引き締めます。
5.ロールアップ
四つん這いの姿勢でお腹とお尻に同時に力を入れ、立ち膝まで体を起こします。背骨を骨盤の上に積み上げるようなイメージで滑らかに動きましょう。
姿勢の癖は日々積み重なっていきます。正しい姿勢で生活することを心がけ、エクササイズを毎日行うことで下腹ぽっこりの解消が期待できます。
AUTHOR
伊藤みなみ
日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。
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