脳をリラックスさせる簡単瞑想方法|休日こそ瞑想で心を解放しよう

 脳をリラックスさせる簡単瞑想方法|休日こそ瞑想で心を解放しよう
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たっぷり眠ってウィークデーの疲れを癒した人もリラックス系のヨガを行って体がすっきりした人も!ぜひ試してほしい、簡単にできる瞑想方法がある。瞑想といっても、難しいことは一切なし。脳からリラックスを感じて、身も心も疲れから解放されるはずだ。リストラティブヨガを指導するリザ・ロウィッツ先生に教えていただいた。

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瞑想で心を解放して、より深いリラクセーションを得る

瞑想というと「無になること」と誤解しがちだが、瞑想とは心のトレーニング。そのために、意識を何かに集中すること―例えば、呼吸やろうそくの炎、マントラなどに―それが瞑想だ。瞑想とはつまり、心の動きを観察することであり、自分の言動に気づき、自分を知るということ。頭や心(マインド)は思考し、感じることがダルマ(やるべきこと)なので、瞑想中もさまざまな考えや思いが巡るだろう。湧き上がっては消えていく思考や感情の動きを俯瞰することは、すべてのものは変化し永遠であるものはないこと、執着するに値するものはないことを知ることにつながる。さらに、マインドにコントロールされていた自分に気づくことができれば、マインドを制御し、魂としての自分が進むべき方向へと舵をとることができる。瞑想は心を鎮め、ストレスを抑えてくれる。

「慈悲の瞑想」の行い方

まず、道ですれ違った人など、誰でもいいので誰かひとりを思い浮かべる。駅員やコンビニの店員、電車で隣に座った人など、よく知らない人がベスト。その人に向けて「苦しみから解放され、幸せでありますように」という思いを送る。そしてその人が幸せであることを想像し、そのイメージを持ったまま消していく。次に「大切な人」「苦手な人」「自分自身」に向けても順に行い、最後にこの世に生きとし生けるものすべてに向けて思いを送り、イメージをする。
この瞑想はシンプルだが、とてもパワフルなもの。続けることで自分が変化していることにきっと気づくはずだ。

教えてくれたのは…リザ・ロウィッツ先生
「Sun and Moon Yoga」主宰。編集者、大学講師のキャリアを積んだ後、ヨガに出会う。2003年に再来日し、リストラティブヨガのできるスタジオを開いた先駆者。http://sunandmoon.jp

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yoga Journal日本版Vol.33掲載



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