体をねじる動きのことを「回旋(かいせん)」いいます。私たちの体は、骨盤、背骨(特に胸のあたり)、肋骨が連動しながら自然にねじれるようにできています。ところが加齢や、座りっぱなしの生活、スマホやパソコンを見る時間の長さ、運動量の低下といった生活習慣の影響で、私たちの体からねじる動きが少しずつ失われているのです。
体がうまくねじれなくなると、骨盤が動かず、腰だけで姿勢を保とうとします。そうすると、肋骨が固まり呼吸が浅くなったり、背中(胸のあたり)が動かず肩や首が前に出る姿勢になります。
その結果、
・ 猫背
・ 反り腰
・ 立っているだけで疲れる
・ 姿勢を正そうとすると苦しい
といった姿勢のトラブルにつながっていきます。つまり、姿勢が悪く見える原因は、「意識不足」や「筋力不足」ではなく、体の一部がきちんと使えていないことにあるのです。
姿勢を良くするために大切なのは、無理に背筋を伸ばすことではなく、骨盤が動く、背骨が自然にねじれる、肋骨が呼吸と一緒に広がるという本来の動きを体に思い出させること。これからご紹介するストレッチは、寝た姿勢から少しずつ体をねじり、骨盤、背骨、肋骨を動かしていきます。
力を入れすぎず、「気持ちいい」と感じる範囲で続けるうちに、無理なく立てるようになったり、良い姿勢の感覚が残るはずです。
1)仰向けになり両膝を立て、骨盤を後傾させます。腰と地面の隙間をなくし、腰が反らないように準備しましょう。
2)両膝をくっつけ、息を吐きながら左右どちらかに30度ほど倒します。
3)吸いながら真ん中に戻し、再び吐きながら反対側に倒します。この動きを5回繰り返しましょう。
4)両膝をくっつけたまま、膝を90度倒し、床まで近づけます。
5)膝の外側が左右交互に地面につくイメージで、深くツイストします。この動きを5回行います。
6)両膝をそろえたまま体全体を右に倒します。
7)吸いながら左腕を天井方向にまっすぐ伸ばし、吐きながら左胸を開きます。
8)この動きを左右5回ずつ行いましょう。
動画を見ながら丁寧に姿勢を整えたい方はこちら
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