『女の子に生まれたこと、後悔してほしくないから』犬山紙子・著/ディスカバー・トゥエンティワン
だらしない人、変な言動をする人は「性暴力の被害者らしくない?」性被害者への思い込み・偏見を問う
教師による生徒への性暴力について描いた、さいきまこさんの漫画『言えないことをしたのは誰?』(現代書館)。保健室の先生である、主人公・神尾莉生が生徒たちを守るために、加害教師と、「学校」という組織と奮闘します。本作には4人の被害者が登場しますが、性格や雰囲気はみんな異なる——それは、性暴力は加害者側の問題であること、「被害者らしさ」から外れる被害者もいることを示しています。10年以上前に被害に遭い、苦しみ続けている元生徒もおり、被害が長期的に影響を及ぼすことも伝わってくる作品です。さいきさんにインタビューを行いました。※本記事には性暴力に関する具体的な表現が含まれます。
幼少期の性被害で「女の子らしさ」恐怖症に。当事者が語る、スカートの呪いが解けたきっかけと心の変化
漫画家の魚田コットンさんは、小学生の頃の痴漢被害や、義理の父親からの性被害により、可愛らしい服装や、「女らしさ」を求められることに抵抗感を抱いていました。母親は魚田さんに「女の子らしく」あることを求めつつも、魚田さんの容姿をからかってきました。大学生になって心優しい男性と出会い、その後、結婚・出産します。「スカートを履けない呪い」は続くものの、あることがきっかけで「呪い」は解けます。その経緯が描かれている『スカートの呪いが解けるまで 幼少期からの性被害が原因で女らしさ恐怖症になった私』(はちみつコミックエッセイ)。魚田さんに当時のことを振り返りながらお話していただきました。
「自己価値が低下」「自ら被害に近づいてしまうことも」…性被害を受けた人が知っておきたい心理的ケア
性暴力被害には心身共に大きな影響があり、被害者が声を上げにくいため支援につながりづらいという現状があります。例えば、年齢が幼かったり、関係が近かったり、被害という認識が持てない場合は、「あの時、私が〇〇だったから」等と原因を自分のせいにしてしまい長い年月「自責感」に悩まされる場合も少なくありません。そうするとより一層「自分は被害者だった」という認識に至らず、現在も続く苦しみと過去の出来事を結びつけず、支援を受ける、治療を受ける機会を逃してしまうことがあります。
専門家と考える【根強い障がい者への偏見】インクルーシブな教育・社会実現のために必要なこととは?
まだ語られることが少ない「障がい者の性」。元特別支援学校教諭で、現在は筑波大学大学院博士後期課程にて「知的障害児・者の『性の権利』尊重のための教育および支援に関する研究」に取り組む門下祐子さんに、前編では具体的な事例を交えながら、障がい児への性教育について伺いました。後編ではきょうだい児の性被害、社会の偏見・差別、インクルーシブ教育について伺います。
【知的障がい児への性教育をどう考える?】具体的な声かけや考え方を専門家に聞いた
昨今、性に関するタブー視は減少し、真面目に向き合う社会風潮が強くなっているように感じます。では「障がい者の性」はどうでしょう。性被害・加害といった狭い文脈のみで見ていないでしょうか。現在、筑波大学大学院博士後期課程にて「知的障害児・者の『性の権利』尊重のための教育および支援に関する研究」を行う門下祐子さんは、13年間特別支援学校に勤務し、知的障がい児に性教育を行った経験があります。門下さんに障がい児への性教育について話を伺いました。
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