下半身太りが気になって、普段から脚のエクササイズをしている人は多いと思います。そんな人に特に意識して鍛えてほしい筋肉が「内転筋群」です。
6つの筋肉をまとめた総称を内転筋群といいますが、主に脚を閉じる動作や持ち上げる動作で使われる部分です。内転筋群は、ももの前側や外側の筋肉に比べるとそこまで力が強くないので、日常生活で意識して使わないとたちまち筋力が落ちてしまいます。筋力が落ちるとさらに内ももがたるむのはもちろん、ガニ股やO脚、慢性的な膝の痛みの原因につながってしまいます。
内転筋群を鍛えることで内もものたるみが解消されてほっそりするだけでなく、股関節まわりの筋肉をほぐすこともできます。さらにトレーニングとストレッチを習慣化させると脚が大きく動かせるようになります。そうすると日常の歩行動作もスムーズになり、たくさん歩いても脚が疲れにくくなります。
有酸素運動で脂肪燃焼することも下半身痩せには効果的です。今回は寝転がったまま、ストレッチとエクササイズを同時にできる運動方法を紹介します。
(1) 仰向けに寝て両脚を揃え、斜め45度まで上げます。腰が反らないように注意しましょう。
(2) 両膝を外側に開きながら曲げて足裏をくっつけ、息を吐きながら脚を引き寄せます。
この動きを反動をつけずにゆっくりと5〜10回ほど繰り返します。引き寄せる時は内ももが伸びていることを、両脚を伸ばしていく時は内ももが締まっていることを意識しましょう。
動きの詳細は以下動画からも確認いただけます。