【内ももストレッチ×股関節ほぐしが同時に叶う】椅子を使えば誰でも正しい位置で行える股関節ワーク

 【内ももストレッチ×股関節ほぐしが同時に叶う】椅子を使えば誰でも正しい位置で行える股関節ワーク

太ももの筋肉の中で、日常であまり使われることがないのが内ももです。日常ではしない動作で内ももにストレッチをかけながら動かすことで股関節がかなりほぐれてくれますが、ヒザを痛めないように行うには注意が必要です。

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内ももストレッチのススメ

日常の動作では、どうしても前ももや外ももが使われやすく、そのぶんこの部位には負担がかかって硬くなり、逆に使われにくい内ももはお休みしすぎて硬くなってしまいます。

お休みしている内ももにストレッチをかけて目覚めさせることで血行が良くなり、むくみが緩和します。また、多くの筋肉がついている股関節まわりの筋バランスが整い、筋肉が柔らかくなることで股関節の可動域も広がります。日常で使わない部分を使うことで、いつもより代謝も上がるので良いことづくめですね。

膝を動かす時に注意したいこと

今回は、骨盤の真横に片膝を開いて内ももをストレッチをしながら、さらに細かく骨盤を動かして股関節をしっかりほぐすワークをご紹介します。

股関節 外転 外旋 イラスト
イラスト:イラストAC

このワークでは、脚を外に開き外回しにする股関節の外転・外旋の動きで刺激をたっぷり入れていきます。内ももにしっかりストレッチをかけながら連動する体幹の筋肉も伸ばすため、あぐらのように脚を外に開いたり外に回す動きがかなりしやすくなるのに加えて、全身が活性化しますよ。

ニーイントゥアウト イラスト
イラスト:イラストAC

膝を動かす時に注意したいのが、膝が内側に入りつま先だけが外へ向く「ニーイントゥアウト」にならないようにすることです。今回のワークのように膝を骨盤の真横まで開く時は、よほど身体が柔らかい人や骨格上ヒザを外に開く動きが得意な人でないと、膝を骨盤の真横に開こうと思ってもどうしても膝が内側に入りやすいです。

つま先だけが外へ向いて膝が内側に入ったまま動かしたりポーズをキープしてしまうと、膝の内側に負荷がかかり、膝を痛めるリスクや膝下のねじれ・歪みの原因となってしまうため注意が必要です。

ご紹介するワークは、椅子を使って正しい位置で動かせるように工夫していますので、是非椅子を使って自分で正しい位置を確認しながらワークを行ってみてください。

内ももチェアワークのやり方

内ももチェアワーク
photo by Yukari Takayama

1)椅子の横に立ち、右足を背もたれに沿わせるように座面に乗せる。おへその向きは多少右を向いても良いので膝とつま先は背もたれに沿って骨盤の真横を向くようにしておく。

内ももチェアワーク
photo by Yukari Takayama

2)骨盤を右にスライドさせて膝を真横に踏み込み、元に戻る動きを小刻みに繰り返す。

内ももチェアワーク
photo by Yukari Takayama

3)ほぐれてきたら、足首の上に膝がくる位置で右手を右ひざの内側に当てて、左手を頭上に上げながら上半身を右に倒す。余裕があれば目線を天井に向けて胸を大きく開く。

4)反対足も同様に行う。

 詳しいやり方を動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼ 

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AUTHOR

高山ゆかり

高山ゆかり

ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。



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内ももチェアワーク
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