開脚やあぐらばかりするのはNG?股関節のつまり感の原因を解消する【股関節はめ込みエクサ】
「体が硬い」と不安になり、開脚の練習やあぐらが開くようになることばかり取り組んでいませんか?実は股関節は開脚ができるからといって「体が柔らかい」とはならないのです。むしろ外に開く筋肉ばかりを使うことで動きに偏りが生じて”つまり”が起きやすくなります。なので今回は、股関節を内側へ動かし”つまり”を解消していきましょう
股関節のつまり
股関節につまりを感じている方は、股関節の中に動いていない方向があることが考えられます。股関節とは骨盤と大腿骨(太ももの骨)が繋がっている部分のことを指します。股関節は球関節と言って丸い玉のような形をしています。そのため脚を前や後ろ、横にあげる、広げる、回すなどさまざまな動きができるのです。今回は股関節の外側(外旋)・内側(内旋)の動きについて見ていきましょう。
あぐらだけではダメ?
開脚が開く、あぐらの膝が床に近い人は”股関節の柔軟性が高い”と認識されがちですが、実はそれだけでは柔軟性は判断できません!股関節を外側に開く”外旋"という動きにおいては柔軟性は高いですが、では、反対はどうでしょう?苦手意識を持っている方が多いのではないでしょうか。あぐらが得意という方の股関節のつまり感は、外旋筋が働きすぎて硬くなり、緩んでいないことが股関節のつまりの原因の一つと言えるでしょう。
股関節は、日常ではあまり使わない股関節を内側に閉じる”内旋"という動きも行うことで股関節の可動域が広がります。あぐらが得意な方は継続して内旋運動も取り入れることで筋肉バランスも整い、柔軟性のある股関節を手に入れることができるのです。
股関節内旋エクサをしてみよう
準備①:左右の脚を90度にセット。右膝下はマットと並行、左脚は内側に倒し膝の真後ろに足首を置く。
準備②:両手を右膝の先に置き、上半身を軽く右にひねる
1)左足のひざを軸に膝下を持ち上げる
2)床へ下ろす
3)30秒間繰り返す
股関節から回している意識を持って行うことがポイントです!膝下が持ち上がらなかった人は、左手で左足首を持ち手の力を借りて同じ動きを行ってみましょう。
最初は動かなくても1週間ほど続けると、股関節周りの筋肉が緩み内旋へも動きやすくなってきます。股関節のつまり感を確認しながら継続してくださいね。
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AUTHOR
榎本愛子
ダンサーとして活動中に慢性的な腰痛に悩み、さらに肺気胸の手術を受けたことをきっかけに運動方法の見直しを図り、現在はピラティスインストラクター/くびれダンストレーナーとして活動。10年後・20年後の将来も、好きなことを好きでい続けるための運動術を伝えている。資格:STOTT PILATES Matwork /NY Luigi's Jazz Centre 公認 /バレトンソールシンセシス /サウナ・スパ健康アドバイザー
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