全身痩せには脚を振れ！体幹強化と股関節強化が同時に叶う脚振りエクサ

痩せるためには食事と運動だけではダメ

痩せるには食事を見直すことは大切です。また、運動により体重を減らすことも人によっては必要になりますが、ただ体重を落とすだけで理想の体型になるかというと、必ずしもそうではありません。

食事や運動はもちろん大切なのですが、姿勢の崩れにより怠けている部分にお肉はついてしまいます。また、姿勢や日常動作の癖により過度に力が入りすぎているところはパンパンに張ってしまいます。

ですので、綺麗な身体を手に入れるには姿勢を整えることが必須です。

身体には、姿勢筋とも呼ばれる姿勢を整えるために必須の筋肉がいくつかある中で、特に重要な筋肉の一つが腸腰筋です。背骨から太ももの骨の内側につく大腰筋と、骨盤の内側から太ももの骨の内側につく腸骨筋、背骨から骨盤内部につく小腰筋で構成されています。ただし、小腰筋に関しては、約半数の人に欠如すると言われています。

筋肉がついている位置を見ると分かるように、腸腰筋は上半身と下半身を繋いでいるインナーマッスルです。骨盤や背骨の安定性、股関節のしなやかな動きに関わるため、腸腰筋を整えることは綺麗な姿勢になるための第一歩になります。

また、腸腰筋の動きがスムーズになることで骨盤まわりの血行も良くなるため、冷え・むくみ・腰痛の緩和、そして、姿勢が整うことで肩こり解消や自律神経のバランス調整効果も期待できます。

今回は、腸腰筋を整えて全身痩せに効果的な、アンバランスな姿勢で脚をふるエクササイズをご紹介します。横向きで脚を振ることで、腸腰筋が伸び縮みしてしなやかになり、かつ体幹の筋力も強化されて全身を引き締めることができます。

また、お尻の大きな筋肉も使うため代謝も上がり、体幹を使いながらまっすぐに脚を振る練習になるため歩き方の改善効果もあります。

めざせ全身痩せ！脚振りエクササイズ

＜やり方＞

１）頭・肩・お尻・かかとが一直線になるように横向きに寝る

２）ヒザは軽く曲げて、床に接している側の手は頭の下に敷き、上(天井側)の手は胸の前につく。左右のヒザの位置を揃えて、脇腹が床に沈まないようにしておく

３）上のヒザを伸ばして脚を床と平行になる高さに上げ、脚を前に振り出す動きと後ろに蹴る動きを繰り返す

４）慣れてきたら前に脚を振る時に足首を90度に曲げ、後ろに振る時に足首とつま先を伸ばしてみる

５）反対側も同様に行う

横向きになる時に、左右のヒザの位置を揃えて床側のお腹のくびれ部分が床に沈まないようにしておくのがポイント。脚を振ると体幹がグラグラ動きやすいので、揺れないで動かせる可動域から始めてください。ぐらつかないように耐えることで、股関節強化とバランス感覚向上が叶います。

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