人に頼むのが苦手な"かくれ繊細さん"がすんなり人に頼めるようになる6つのスキル

 人に頼むのが苦手な"かくれ繊細さん"がすんなり人に頼めるようになる6つのスキル
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4.クッション言葉を使いまわす

そのときに使いたい言葉が「クッション言葉」です。クッション言葉を上手に使えると、相手に嫌な思いをさせないばかりか、自分の意思をハッキリ伝えられます。

「先に気になることを伝えたいんだけど、いいかな?」「もしかして、キツイと思ったら、そのとき改めて相談してもらえたらと思うんだけど、どうだろう?」のように。

「時間がない中ごめんなさい」「自分でできるのが一番いいのはわかっているのですが、どうしても頼まなければならなくなってすみません」「ご面倒とは思いますが」「お手数おかけしてしまうことに恐縮しております」などと、クッション言葉の中に、かくれ繊細さんらしい優しい感情の言葉を含むとさらに、好感度も上がりますし、頼まれた方の気持ちも和らぐというものです。

クッション言葉を膨らまして伝えたうえで、頼みたいことを伝えるという順番です。

「懸念していること」を先に話すことで、あなたの心のハードルが下がることが目的です。

そして、頼む時に限らず、何かと便利なので、クッション言葉はスルスルと口から出ると良いと思います。

ここまでのスキルを使って、具体的にどのように頼むのがよいのかをまとめてみます。

タイミングを見計らわないようにして、顔色を見ないように首や鎖骨のあたりに視点を置き、「あの、もしお時間あったら、お願いしたいことがあるんですけど、、」と態度としては良心的でソフトな話し方で丁寧にお伺いを立てます。

「今、話してもいいですか?」「いきなりで不躾ですよね、すみません、」などを使って引いた態度で話しつつ、クッション言葉を使って、「お忙しいのは十分わかってるんですが、実は…」と切り出し、頼みたいことを伝えます。真向かいから話しかけるのではなく、横やナナメの位置から話しかけると、目や表情を見るのを避けやすいでしょう。手持ちの書面資料があるとさらにハードルが下がります。

でも、手を尽くしても、引き受けてもらえないことだってあります。そんなときはどうすればいいのでしょうか?

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時田ひさ子

時田ひさ子

HSS/HSP専門カウンセラー。繊細で凹みやすいが同時に好奇心旺盛で新しいものへの探求欲が旺盛なHSS型HSPへのカウンセリングをのべ5000時間実施。講座受講生からのメール、LINEのやりとりは月100時間以上。著書に『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』(フォレスト出版、2020年)がある。



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