人に頼むのが苦手な"かくれ繊細さん"がすんなり人に頼めるようになる6つのスキル

 人に頼むのが苦手な"かくれ繊細さん"がすんなり人に頼めるようになる6つのスキル
Adobe Stock
広告

3.懸念事項を先に伝える。2つまで。

かくれ繊細さんは、誰かにものを頼む際に、もしその仕事を自分がするとしたら、、ということを考えて辛くなってしまいます。例えば、自分だったらここでつまづきそうだなと思うポイントや、頼まれた仕事をこなす中で相手に心理的負担があるだろうなと思う箇所を事前に想像してしまうのです。そして、想像したことがまだ起こっていないのに、現実に起こるような気がしてしまいます。これは、HSPが生来持っている「想像力」「直感力」「洞察力」によるもので、仕事上で役に立つ力です 。人に教えたり、今あるものを改善したり、プロジェクトのゴールを設定したりするのが得意な場合、この力を強く持つがゆえであると思います。ですが、同時にこの力があることによって、これから任せようと思っている仕事の未来が、割合キチンとわかってしまい、その懸念から、「こんなことを任せても良いのだろうか?」と躊躇してしまいます。

そして、頼みづらくなってしまうのですね。その場合、ご自身が「心配だ」と思っているポイントを伝えましょう。そうすれば、自分自身の気持ちの負担を軽減できると同時に、頼まれた側にも、どの部分で注意しなければならないのかが伝わります。ただし、懸念していることの数は2つまでです。どうしてもたくさんの懸念事項が出てくる傾向がありますが、あまりにもたくさんだと「面倒だ」と敬遠されてしまい、頼まれてくれづらくなる上に、あなたの側にしこりが残ります。

広告

AUTHOR

時田ひさ子

時田ひさ子

HSS/HSP専門カウンセラー。繊細で凹みやすいが同時に好奇心旺盛で新しいものへの探求欲が旺盛なHSS型HSPへのカウンセリングをのべ5000時間実施。講座受講生からのメール、LINEのやりとりは月100時間以上。著書に『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』(フォレスト出版、2020年)がある。



RELATED関連記事