2021年1月からハワイ州「新日焼け止め法」が施行|環境に優しい日焼け止めの選び方おさらい

 2021年1月からハワイ州「新日焼け止め法」が施行|環境に優しい日焼け止めの選び方おさらい
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寺岡早織
寺岡早織
2021-03-14

ハワイの自然を堪能するには日焼け止めが必須アイテムですが、2021年1月1日よりハワイではある成分を含んだ日焼け止めの販売が禁止になりました。海洋環境を守るための大きな一歩です。次回ハワイに旅行に来られる時にはぜひこの法令に従って環境に優しい日焼け止めを選んでみましょう。

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ハワイと言えば、白い砂浜とアクアブルーの海。いつまでも眺めていられる美しさです。ところが、この美しさとは裏腹に実はハワイは多くの環境問題を抱えています。その一つがビーチなどで使われる日焼け止めによる珊瑚礁の白化、弱体化、死滅というもの。

珊瑚礁にダメージを与える日焼け止めの成分

問題となる成分は紫外線吸収剤の「オキシベンゾン(Oxybenzone)」「オクチノキセート(Octinozate)」などの化学物質。それらを含む日焼け止めの販売が2021年より禁止されました。これらの成分はその他の成分との配合がしやすく、透明でのびの良い製品を作るのに適していて、多くの日焼け止めに使われていますが、逆にこれらの成分が刺激となって肌に炎症を起こしてしまう人もいます。

透明度が飛躍的に向上したハナウマ湾
コロナ禍の閉鎖により透明度が飛躍的に向上したハナウマ湾(Photo by @zhangyuwei_cyclens Unsplash)

観光客に人気のハナウマ湾にある売店では、すでに珊瑚礁に影響を与える日焼け止めの販売を中止していました。2020年3月からロックダウンの影響で数ヶ月閉鎖されていた間に海水の透明度が42%アップしたと言われているハナウマ湾。この環境を守りたいですね。

現在販売されている日焼け止めの成分は?

FDA(米国食品医薬品局)が安全を認めているジンクオキサイド(酸化亜鉛)や二酸化チタンを含むもの。これらはミネラル(無機的)成分で、紫外線を散乱・反射するして日焼けを防ぎます。最近ではナノ加工されていない酸化亜鉛を含む日焼け止めも増えてきました。(*ナノ加工さている酸化亜鉛は活性酸素を引き起こすとされています。)

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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寺岡早織

寺岡早織

2003年からヨガを始め、その後ピラティスを始める。2010年BASIピラティスインストラクター資格(マット、マシン)を取得し、ピラティス指導を開始。結婚を機に2013年ハワイに移住し、その後もピラティス指導を続ける。2015年よりハワイでの日本人向けRYT200の解剖学講師を務める。2018年よりヨガ・ピラティスインストラクターに特化したプロフィール写真のカメラマンとしても活動を開始。趣味は絵を描くこと。 Instagram (ピラティスアカウント):@saori_pilates、Instagram(ハワイ写真アカウント):@saori_hi_photography



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