「自信がない」と感じる本当の理由は?プラスサイズモデルが、自信について考えてみた。

Nao Yoshino

「自信がない」と感じる本当の理由は?プラスサイズモデルが、自信について考えてみた。

吉野なお
吉野なお
2020-12-31

あなたは、今の自分が好きですか?「もう少し痩せたら好きになれる」「もう少し胸が大きかったら...」そんなふうに、今の自分ではない"理想の自分"ばかり追い求めて、理想と違う"現実の自分"を傷つけていませんか? 「ボディポジティブ」とは、ありのままの自分の体型や外見を受け入れようというもの。欧米を中心に世界的な盛り上がりを見せています。「痩せていた頃の自分より、今の自分が好き!」そんな吉野さんが考える「ボディポジティブな生き方」とは。

「自信」について考えてみた

「なおさんのように自信を持つにはどうしたらいいですか?」とよく質問されます。でも、一言で返せるようなベストアンサーは私には分かりません(笑)!

自信の無い時が私にもありますし、そもそもの発端が「自信を持とう!」と思って今があるわけではなく、目の前にある物事を乗り越えてきた結果、気づいたら周りから自信があるように見えていた、という感じでした。
でも、過去の「自信がなかったこと」についてよく考えてみると、たいていは「本当はやりたくないこと」だったり「経験や知識が足りないこと」だったのです。

例えば、昔は写真に撮られることが苦手でした。自分の容姿に自信がなく、カメラを向けられると照れ隠しでわざと変な顔をしたり、自然な表情でいられなかったのです。
そんな私が今はモデルの仕事もしています。ポージングなどの表現力は自分でもまだまだだなと思うことも多いのですが、なぜカメラを向けられても大丈夫になったかと言うと、自分に自信がついたから...ではありません。
まず、プラスサイズモデルの仕事を通して体型に関わらずオシャレが出来るということを表現したい思いが強くありましたし、写真に撮られる経験を積み重ねて、カメラを向けられることや写真の中の自分の姿に見慣れたということが大きかったように思います。
撮影の仕事はたくさんの人が携わって行うものなので、そこでモデルが「自信がないから無理です...」なんて言ったら仕事になりません。とにかくやらなければいけない状況で、苦手でも正面からぶち当たっていった、という感じでした。

それから、学校行事や結婚式の記念写真などプロのカメラマンさんに撮ってもらう機会で、「腕や足をこうして」「視線はこちらへ」など指示を受けた経験がある人もいるのではないでしょうか?「素敵だな」と感じる写真は被写体のパワーもちろんありますが、そうしたポージングのテクニック(知識)で印象が大きく変わるものでもあります。

魔法より経験値

モデルを始めた頃の写真を今見ると表情もポーズも硬くて恥ずかしいのですが、天性の才能が無い限りそれは当たり前のことでした。それでも振り返ってみると、私に必要だったのは「自分に自信をつける魔法」ではなく「失敗しながらも撮られ慣れるという経験値」だったことは確かです。なので「写真に撮られるのが苦手」という方は、自分に自信を持つにはどうしたら?と悩むよりも、経験や知識を意識してみるといいかもしれません。

写真に限らず、たいていの物事は先人のプロがいたりセオリーがあります。今はウェブサイトやYoutubeなどでもあらゆる情報が探せるのがすごいところ。

「恋愛に自信がない」という場合だと見た目を気にする方も多いですが、長く付き合う相手を探すならコミュニケーションが大事になってくるので、例えばコミュニケーション力について学ぶのも面白いはず。

もし頑張ってもうまく行かない物事があるなら、失敗も経験した証と捉えてやり方や視点を変えてみると前向きになれるはず。知識を学んで経験を積むことは安心感に繋がりますし、それがおのずと落ち着きや余裕を作り出して、側から見た時に「自信」に見えるようになってくるものなのだと思います。

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