自分のことが好きになれる「ちょっと“まし”探し」とは?|野沢和香さんに学ぶ「言葉とポーズ」
自分を好きになれない、自信が持てない……と、感じることはありませんか?今回はそんな悩みを解決し、セルフラブ=自己肯定力を深めるヒントをアドバイス。ポーズとともに、ぜひ試してみて!
Today’s key word ちょっと“まし”探しをしよう!
「理想とする完璧な自分からは遠くても、ちょっと“まし”な自分を見つけることで自分自身を愛せるように」
ヨガクラスなどで「自分を好きになりましょう」「大事にしましょう」とよく言われますが、意外と難しいもの。真面目な頑張り屋さんほど、完璧ではない自分を許し難く感じるのではないでしょうか。実は、私も自分へのダメ出しが多いタイプ。特に、落ち込んでいるときは自分へのジャッジが厳しくなりがちに。でも、その様子を静観していると「そんなに悪くないよ?」という味方の自分が現れるんです。
それで気づいたことが、急に自分を好きになるのは難しいけど、ちょっと“まし”は探しやすい!ということ。「そんなに悪くない“まし”」な自分を見つけて認めることは、セルフラブへの第一歩だと思うのです。そうして、ちょっと“まし”を探していくことで、自己愛が深まるように感じます。
ポーズも同じで、急に完成形をつくるのは難しくても、今の自分ができるポジションを探して練習することで、徐々に理想の形に近づいていきます。今回紹介するヴァシシュターサナでぜひ、その感覚をつかんで!
セルフラブが深まるポーズ
今“できること”を大切にするヴァシシュターサナ
憧れの上級者ポーズは、今の自分が安全にできるポジションからスタートすることが大切。筋肉を少しずつ鍛え、ステップアップさせていくことで、最終的に片手片脚バランスがとれる理想型に!
こうなるなら…
必要な筋力がついていない状態で完成形を目指すと、お尻が後ろに引けてグラつくことに。今の自分を受け入れ、少しずつ練習していくことが大事。
こっちのほうが“まし”!
プランクから右足の外側を床に下ろし、左足を右脚の前におく。右手と左足裏で床を強く押し、床側のお尻を引き上げて左手を天上方向に上げる。反対も。
できる人はこっちにチャレンジ♡
両脚を重ねた姿勢にトライ。右手の親指が浮かないように床につけること。そして、右足の拇指球を押し、内腿に力を入れて中心軸をつくることが、ポーズを安定させるポイント。
いつかはこうなるよ!
バランスがとれるようになったら、左足の親指を左手でつかみ、膝を伸ばして完成形に。肩の前の小胸筋に力を入れて胸を広げ、足指をつかんだ手と足で引っ張り合うと、ポーズの安定感がUP!
気分が落ち込み、自分を否定しがちなとき、私は鏡に向かって自分と対話します。そして、ネガティブな感情を全部吐き出し、腑に落ちるところにたどりつくと自分を愛おしく感じられます。
モデル&ヨガインストラクター…野沢和香さん
雑誌『STORY』(光文社)や CMなどで活躍するモデル。2007年にRYT200を取得後、ヨガインストラクターとしても活躍。2018年6月にRYT500を取得。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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