未使用資源を活用したサステナブルな除菌アイテム「お米とりんごの除菌ウエットティッシュ」
ジェルやスプレー、ウェットティッシュなど除菌アイテムがもはや必需品となった昨今。そこで除菌パワーと同じぐらい気になるのが、成分かと思います。 そんな成分が気になる人におすすめなのが、お米とりんごで作られた除菌ウエットティッシュ。未利用資源を活用し、サスティナブルに積極的に取り組んでいる企業のノベルティーとしても人気です。
未使用資源を活用し、循環型プロセスを実現
「発酵で楽しい社会を」をミッションに掲げている「ファーメンステーション」は、発酵技術で循環型の社会を構築していく研究開発型の企業です。これまで活用されていなかった未利用資源である休耕田や食品製造工程の副産物を活用し、他にはないプロダクトを生み出しています。そんなファーメンステーションが、アサヒグループとJR東日本グループと協業し誕生したのが「お米とりんごの除菌ウエットティッシュ」です。
JR東日本グループの「A-FACTORY」とアサヒグループ「ニッカシードル」が製造するりんごのお酒であるシードルの醸造工程から発生する副産物であるりんごの搾り残さを、ファーメンステーションが原料にして発酵・蒸留し「りんごエタノール」を精製しています。りんごの搾りかすは、これまで廃棄されていましたが、廃棄物ゼロを目指して2018年からエタノールの精製に取り組んできました。リンゴの搾り残さに含まれるりんご果皮や繊維を原料とするエタノール製造は、繊維質が多いため発酵させるのが難しいといわれていますが、アサヒグループがりんごエタノール発酵プロセスの改良に技術協力し効率的なエタノール精製プロセスが完成したそうです。そのリンゴのエタノールとオーガニックライスエタノールを配合して作られたのが「お米とりんごの除菌ウエットティッシュ」です。これらのエタノールの蒸留残さは、牛や鶏の使用として活用され、廃棄物を出さない循環型プロセスも実現しています。
無香料で食事前にも使いやすい除菌ウエットティッシュ
99%天然由来原料を使用している「お米とりんごの除菌ウエットティッシュ」は、天然成分でありながら、一般社団法人日本衛生材料工業連合会が定める基準の除菌性能テストによって除菌効果が認められています。無香料のため、食事前にも使用しやすく、スマートホンやヨガマットを軽く拭きたいときにも使いやすいですよ。エタノール特有のつんとした匂いがなく、やさしい香りなのは、発酵させたもろみを丁寧に蒸留することによって、原料の成分が残っているからだそうです。除菌する機会が多いからこそ、心地よく使えるものを選びたいですね。
除菌のウエットティッシュは、このコロナ禍でもらってうれしいアイテムであり、さらにサスティナブルに積極的に取り組んでいる企業としてのメッセージも伝えられるとノベルティーとしても採用されています。未利用資源の活用が促進され、サーキュラーエコノミー(循環型経済)を実現しているアイテムが今後も増えるように、私たちが選んで購入することも大切ですね。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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