ケン・ハラクマさんに聞く「怒り」との上手な付き合い方

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ケン・ハラクマさんに聞く「怒り」との上手な付き合い方

日本を代表するヨガ指導者ケン・ハラクマさんが、すべてのヨギへ贈る心温まる言葉のギフト。連載形式で、ケン・ハラクマさんの愛や思想を学びます。今回のテーマは「怒り」について。

会社や家庭、そして世界を見ても人と人のぶつかり合いが絶えませんね。負の感情、たとえば怒りを抱える時間が長いのはストレスフルです。そうはいっても理不尽なことには怒りたくなるし、一方で気持ちにブレーキをかけたり、怒った後で自分を諭したり、こうした葛藤は人としてごく自然なことです。

ヨガでは、怒りを溜めるのではなく、怒っている自分を観察しているもう一人の自分を感じ取ります。

怒りを観察しよう
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怒っている自分に入り込んだら、パッと戻って怒っている自分を冷静に見る。そんなふうに意識をシフトできると怒っている自分を演じきることができます。怒っていてもそれは演じているだけなので、ストレスを感じずに済むのです。それにはまず、一番静かな意識の状態からスタートしなければなりません。ワインをテイストするソムリエの舌が常に冷静であるのと同じように………。

今日から1日10分でも瞑想を行い、静かな自分を味わいましょう。静かな所から変化していく意識を見ていく、それを習慣化することに心を砕いて。怒りに引きずられる原因を相手や環境のせいにすると解決は難しく、怒るという作業は自分が行うものと認識すれば、コントロールは可能です。

そして、意識の変化を感じ取る意識が働くと、どんな状況になったら、自分は怒りを覚えるのかパターンがわかり、逆方向に自分自身を操縦して、怒りから離れられます。

今度は、相手のことも冷静に観察でき、相手の怒りの状態が意識に入ってきて人の思いの内が見えてきます。そうすると相手の感情を自分側でポジティブな方向に操縦できます。心が乱れやすい時代に、意識的に気持ちを落ち着かせる方法をぜひヨガから学んでください!

Yoga Journal日本版 Vol.36掲載

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