「辞めた方がいいのかな...」3人の若手フリーランスヨガ講師が直面したリアルな悩み
3.将来への不安を感じてしまった
最後はC先生(ヨガインストラクター歴4年・33歳)に話してもらいました。
「今回の新型コロナウイルスでの影響を大いに受けました……」というのも昨年まではフリーランスでインストラクターをしていたC先生、念願だったスタジオをオープンさせたのが今年の1月。そのすぐあとに新型コロナウイルスが流行し始め、生徒さんからはレッスンの有無や購入済みのチケットをどうするかについて問い合わせの嵐。当初予定していた半分以下のレッスン数でなんとかスタジオを存続させていたのですが、3月からは全レッスンを休講させなくてはならない状況に。
「スタジオのオープンを楽しみにしてくれていた生徒さんに申し訳ない気持ちはもちろんあるのですが、家賃や光熱費だけがかかり収入のない期間が長く続くようになると、今後どうするのかを真剣に考えなくてはならなくなって……。まだ先行きも見えませんし、正直かなりしんどいです。オンラインレッスンとあわせてなんとかやっているようなところです」
収入がゼロになったというフリーランスのインストラクターもいれば、C先生のようにスタジオを構えるインストラクターはゼロどころかマイナスになるという苦しい局面に立たされている……。これが今のヨガ業界を生きる人のリアルなのではないでしょうか。
一日も早い収束を願うばかりです。
ちなみに「辞めた方がいいのかな」と悩んでいたこちらの3人のインストラクターたちですが、「それでもやっぱりヨガが好き!」だと今現在も活動を継続しています。
ヨガインストラクター=笑顔で健やか、だけどそれだけではない一面もあるのです。
ライター/高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。産前産後ヨガインストラクター資格、Core Power Yoga CPY®、筋膜リリースヨガインストラクター資格を保有。
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