「家、家族、お金は必要ない」インドの家なきおじさんに教わったこと

Wari Om Yoga Photography

「家、家族、お金は必要ない」インドの家なきおじさんに教わったこと

日本語・韓国語・英語・スペイン語が堪能、世界中を飛び回り、旅をしながらヨガを指導する、福岡「YOGABREEZE」のディレクターであり、NY発の「ジヴァムクティヨガ」のアドバンス指導者ヒッキーことパク ヒキさんの連載。5年前、インド・リシケシで出会った一人のサドゥー(行者・苦行僧)から学んだ気づきをレポートします。

それは今から5年前、私はカメラマンのワリ・オム氏にヨガフォトプロジェクトに参加しないかと誘いを受け、インドのリシケシに10日間滞在していました。そこで私は、家、財産、学歴、名誉の類は持たないけれど、とってもピュアなハートを持っているリシケシサドゥーから、本当に大切なことを学びました。

サドゥーサンスクリット語で、ヒンドゥー教におけるヨガの実践者や放浪する修行者の総称。

「家なきおじさん」との出会い

リシケシ最後の日、私は105歳のヨガナンド氏に会う約束をしてました。ところが、相乗りしたリクシャーの降り場を間違えてしまい、一時間ほど遅れて到着した時には、ヨガナンド氏は既に外出中。当時は電話もネット環境もなく、連絡の取りようが無かったので、気持ちを切り替えて最終日を楽しむことにしました。

「家、家族、お金は必要ない」インドの家なきおじさんに教わったこと
当時105歳のヨガナンド氏の撮影風景

ちょうど、自作販売しているマーラー(瞑想の道具)の撮影場所を探していたこともあり、ガンジズ川へ向かう事にしました。川に浮かぶ木の上にマーラーを乗せ撮影を試みるものの、太陽光が強すぎていい写真が撮れず諦めようとしたその時。子犬を連れた、修行僧のような姿の男性が「どこから来たの?」と、話しかけてきました。

私が「日本から来た」と答えると、彼は、「僕のママは日本人なんだ。(自分が着ている白いダウンコートを指しながら)これもママがくれたんだ」と言いながら、古いショルダーバックから手帳を出して、「Sachi」とローマ字の日本名、Eメール、電話番号が書かれているのを見せてくれました。しかし、彼の見た目はどう見ても日本人の血は混じってない完全なインド人。私は、心の中で「どうせ嘘に決まってる」と思いながら、「そうなの?凄いね」と適当に答えました。

彼の名はシャンカルプリ(Shankarpuri)さん。彼の後ろに見える木は彼の家です。彼はガンジス川沿いにある小さな木の横にテントを張って住んでます。もちろん住所などありません。毎日の食事は一食だけ、簡単にチャパティとダルのようなものを食べるそうです。

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白い女性用のダウンジャケットを羽織るシャンカルプリさん。子犬三匹は母がいないのかいつも彼について来てました。後ろにあるのは、彼の大事なアルター(祭壇)

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