ジェンダーは誰かが決めた"概念上のルール"でしかない|キレイな人の脳内 #3 エリカ・リンダー
"声なき声の代弁者"として
プライベートでは動物と自然をこよなく愛し、健康的な食生活を心掛け、読書や音楽を好むなど穏やかに過ごすというエリカ。スウェーデンの大自然をこよなく愛し、その保護活動や人々のために力になりたい、と願っていたという彼女は現在ACCF(African Community & Conservation Foundation)のアンバサダーとして、アフリカの野生動物の保護のため、世界で啓蒙活動に尽力する“声なき声の代弁者“としての顔も持つ。
「幼い頃から自然や野生動物が大好きだったから、そのための知識を広めたり、啓蒙活動のために自分を役立てることが夢でした。こうしてACCFのアンバサダーとして活動が出来ることをとても光栄だと思っています」と、アンバサダー就任にあたりACCFオフィシャルインタビューにこう言葉を寄せている。
最後に、自分という唯一無二の存在を縛るあらゆるものから解放され、軽やかに生きるエリカに、人生を楽しむための秘訣を聞いてみた。
「ありのままの自分を受け入れること、いちいち細かいことを考えすぎないことが一番。それに、他人からどう思われているかなんて気にする必要はないし、自分ではどうしようもないことをあれこれ思い悩んでもいけない。自分に厳しすぎるのもダメ。人間の最大の過ちは、時間は有り余るほどある(=命は無限)と思っていること。本当のところ、無限の命なんてないでしょ。人生は一度きりだから、自分自身に正直であること。いつでもね」。
Profile:ERIKA LINDER(エリカ・リンダー)
1990年スウェーデン、ストックホルム生まれ。俳優・モデル。14歳の時にスカウトされ、モデルと同時に俳優としてのキャリアをスタート。ルイ・ヴィトン等のメンズ・ウィメンズコレクションではジェンダーフリーモデルとして出演。俳優としての出演作に『Below Her Mouth』(邦:アンダー・ハー・マウス 2016・カナダ)、『I AM THREE』(2020・日本)等。
ライター/横山正美
ビューティエディター/ライター/翻訳。「流行通信」の美容編集を経てフリーに。外資系化粧品会社の翻訳を手がける傍ら、「VOGUE JAPAN」「etRouge」(日経BP)「NikkeiLUXE」等のメディアでセレブリティインタビューを始めビューティ関連の執筆活動中。
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