結婚、出産...その選択はあなたが望んだこと?川村真木子×胎盤JD対談#モヤるのがおかしい?
――離婚をしてお子さんをひとりで育てていくことに不安はなかったですか?
川村:うーん、そのときは仕事がうまくいっていたわけでもなかったんですね。でも、この先金融業界で成功できなかったとしたら、例えば子どもと一緒にもっと安く住める国に引っ越してもいいし、沖縄で英語の先生をやってもいいなとか別バージョンもオプションとして考えたりしていたので、そういった意味では大きな不安はなかったですね。アメリカでいろいろな結婚のカタチや、多様な価値観が社会で許容されている様子を見てきたのは大きかったと思います。
胎盤JD:だから腹をくくれるんですね。
川村:それはあると思います。自分の人生における大事な選択をほとんど自分でしてきたと思っているので、全然後悔はないんですよ。まきこまれた男性はかわいそうですけどね(笑)。でも私としては、離婚してもいいし、何回も結婚にトライするのもアリですし、結婚せずにパートナーとして信頼関係を築くのもアリだと思っているんですね。正直、胎盤ちゃんからみると「そんなよく40すぎたいい大人がいつまでも強気で」って思うと思うんですけどね、すみません(笑)。
胎盤JD:いえいえ、思わないです(笑)。
川村:でも本当にそれが現実で、40代の女性で日本に住んでいたら、結婚相手としての需要は全然ないこととされている。普通にしていたらモテないっていうのは私も最近理解してます(笑)。39歳のときに2度目の結婚をしたので今は旦那がいますけど、今度別れたら正直厳しいだろうなって日本のマーケットを見ていて思いますよ。でもそれは日本人男性の場合の話なので、そしたら今度はアフリカに行ってみるとか、年齢関係ないアムールの国・フランスに行ってみるとか、場所を変えるだけで価値観は全然違ったりしますし、また日本人男性の価値観も社会も分速で変わっていきますから、そこは自然体で良いと思います。そもそも恋愛や結婚自体に興味もなくなるかもしれないし、今わからなくてもいいと思ってます。
――若いうちにしか結婚できないのではないか、と焦る人は多いと思いますが、経済的に自立していればいつ「結婚」という選択肢を選んでもいいわけですね。もし、ある程度年齢を重ねた時にそのタイミングがきた、けれど相手が見つからないと悩んでいる人は海外に目を向ければいいんですか。
川村:海外に行くとそこには全然違う価値観と全然違う美の定義がある。日本で重宝されている若さというものを失ったしても、海外では若さ以外のところで評価してくれるかもしれない。単純に「海外に行けばいい」という結論を言いたいわけではなくて、あなたのその価値観は日本特有のものってことを伝えたいです。世界は広いし、日本以外の国には日本にはない価値観がある。だからそんなに年を重ねたら自分の価値がなくなると思わないで欲しいってことです。
胎盤JD:違う価値観があるんだっていうことに気付けるか、気付けないかですよね。
川村:そうですね。経済的に自立さえしていれば、結婚も離婚も恋愛も選択肢が増えると思っていて、きっと人生は自分で意思決定できることが多いほど楽しくなると考えています。
Profile
川村 真木子さん
奈良県生まれ。一児の母。高校時代に渡米、UCバークレーを卒業する。卒業後、米投資銀行ゴールドマンサックスを経て米大手投資会社に転籍。3万人のフォロワーを抱える社会派インスタグラム@makikokawamura_が人気。
胎盤JDさん
現役女子大生。美容、恋愛、人間関係に関するつぶやきが人気で、Twitterは現在15万フォロワー。全日本元カノを許さない協会会長。Twitter@kopiJd。著書『「誰でもいいから電話しよ」の「誰でも」は君のことだよ』。
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